プロ翻訳者なら「串刺し検索」
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辞書を検索する手間を省こう

翻訳の仕事をしていると、

「1 日に何回辞書を検索しているのだろう?」

って、思ったことはありませんか?

私は、そう思うことがよくあります。

私の場合、根がズボラで面倒くさがりなので、

「辞書を検索する回数を減らせたら・・・

 というか、むしろ辞書を検索せずに済んだら・・・」

なんて、邪なことを考えてしまうことが多いです。

少なくとも、辞書の検索を放棄したらその辞典でプロではないと思うので、

辞書を検索する回数やその手間を減らしましょう。

何と言っても、1 回辞書を検索する時間に 10 秒かかるとすると、

それが 8 秒/回になれば、1 回あたり 2 秒短縮できます。

1 日 3,000 ワード翻訳する人の場合、そのうちの 300 ワードを辞書検索するとして計算すると、

2 × 300 = 600 (秒)

                = 10 (分)

10 分も短縮できるんです!

この間に、さらに 30 ワードほど翻訳できますよね。

これが 1 年になると、単純計算で約 60 時間ですか!

考えてみると、辞書を素早く検索できることで、より多くの仕事をこなすことができるわけです。

それを可能にするのが、複数の辞書を一度に検索できる「串刺し検索」なのです。

串刺し検索のオススメは「Logophile」

串刺し検索ツールは複数ありますが、オススメは

「Logophile」です。

http://dicwizard.jp/logophile/

Logophile は、シェアウェア形式のツールで、3,500 円 (税別) で購入できます。

と、正式に購入する前に、30 日間の試用期間が設定されていて、この期間であれば無料で試用できますので、心配な方は試用期間にバリバリ使ってみてから判断してみてください。

対応 OS が Windows 7 までで止まっているため心配なところではありましたが、Windows 10 でも問題なく使用できます。

Logophile を設定しよう

それでは、いよいよ Logophile を設定して、串刺し検索を使用できるようにしていきましょう。

辞書にはいろいろな種類があるため、その設定方法は大きく三種類あります。

1 LOGOVISTA などの形式を EPWING 形式に変換して導入

2 EPWING 形式の導入

3 PDIC 形式の導入

LOGOVISTA 形式の変換

まず、英和辞典をはじめとする辞書は、LOGOVISTA形式の辞書を購入することをオススメしています。

LOGOVISTA形式の辞書は、そのまま Logophile で使用することができないため、EPWING 形式に変換して読み込む必要があります。

そのために必要なのが、「dessed」です。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA021723/dessed/

こちらのサイトで詳しく解説されていますので、よくお読みいただき、ダウンロードリンクからダウンロードしてください。

それでは、ここから Logophile への導入方法を図で説明します。

 

EPWING 形式の導入

EPWING 形式は、CD 版の辞書の多くが該当する形式です。

「翻訳にオススメの辞書」で紹介した辞書の中では、「ビジネス技術実用英語大辞典 英和編&和英編(通称:「海野さんの辞書」)」がこれに該当します。

この形式の場合は、辞書 CD を取り込んで、辞書データを上述した Logophile で取り込むことで使用できます。

「dessed」を使う必要がないので、よりスムーズに導入できますよ。

PDIC 形式の導入

CD 版の「英辞郎」を Logophile に導入する場合、この形式になります。

残念ながら、私は現在 Web 版の英辞郎 Pro を使用しているため、この導入方法については試していません。

来年、Web 版の 1 年契約が終了するので、そのときには CD 版を購入しようかなと考えています。

そのときには、導入方法について説明しますね。

※こちらのサイトで詳しく紹介されていますので、ご参考までにリンクを貼らせていただきます。

https://indoor-enjoylife.com/eijiro/