
目次
退場から 12 年・・・ 再び
これまで、外国の話や外国語の話ばかりしていましたが、実は、
「私、トレーダーなんです」
投資に関心のない方からすれば、どうでもいい話ですよね。
ただ、産業翻訳者 (IT 専門) に転身して半年。
このたび、投資関係のソフトウェアに関係する翻訳プロジェクトの一員に加えていただきました。
そこで PM (プロジェクトマネージャー) から言われたひとこと。
「投資ってご経験あります? あるならお願いしたい案件があるのですが・・・」
そう言われると、投資道を 12 年間封印してきたことなんて言えません。
すかさず、
「はい、あまり勝てないですが、下手の横好きでずっとやってます!」
と元気よく答えてしまいました。
ああ、言ってしまった・・・
正確には、
「かつてトレーダーになりたくてかじったのですが、惨敗して退場しました。」
と言わなければいけないところですが、この世界は言った者勝ちみたいなところがあるので、専門知識はこれからしっかり身に付ければいいかなと安易に考えてしまいました。
受けてしまった以上、本物の「トレーダー」になるため学んでいくしかありません。
それで収入が得られるようになるなら儲けものだし。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とは、まさにこのことですね・・・
もう一度赤ちゃんから始めよう
12 年も経つと、投資のことなんてすっかり忘れました。
用語だけは、当時かじったので何となく覚えていますが・・・
でも、変なプライドは必要ありません。
もう一度自分は投資の世界に誕生したのです。
赤ちゃんです。
そう思って、すべてを 0 から始めたいと思います。
相場は、ダウに始まり、ダウに終わる?
MT4 を使わないといけない?
FX をかじったとき、2 ちゃんねる (当時) で散々推奨されていた「MT4」。
チャートを見てもよくわからなかったため、「まあいいや」と思って登録だけして全く使っていませんでした。
その結果、私の虎の子の資金は FX ブラックホールに吸い込まれ、退場・・・
相場にうっかり手を出して大やけどする典型パターンでした。
でも、翻訳の仕事でチャートにも触れるからには、チャートの王道と言える MT4 にも触れないわけにはいきません。
さっそく、登録することにしました。
専門用語を覚えよう
投資の翻訳を行うには、専門用語を頭に入れていくことが必須になります。
専門用語に当たるたびに止まっていると翻訳にならないため、大事な内容はどんどん覚えていかないといけないですね。
というわけで、これから覚えた専門用語を備忘録として書き残しつつ、仕事に生かしていきます。
ボリンジャーバンド (Bollinger Band)
1980 年代前半、ボリンジャー・キャピタル・マネージメント創立者であるジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル分析。
ボリンジャーバンドは、単純移動平均線の上下にこれまでの値動きから統計的に計算したバンド (線) を引いたものです。
バンドの計算は、正規分布と標準偏差が用いられ、正規分布の標準偏差σ (シグマ) を考えると、単純移動平均線が正規分布の場合、
±1σ以内でレートが動く確率: 68.27%
±2σ以内でレートが動く確率: 95.45%
±3σ以内でレートが動く確率: 99.73%
になります。
つまり、相場変動は、移動平均線を中心とする変動幅に収まる確率が高く、上下のバンドを抜ける場合は、強い上昇トレンド、または強い下降トレンドが発生していると言えます。
まあ、自分では計算できないので、このバンドの幅や向きに注意しておくと良さそうです。
トレンドライン (Trendline)
トレンドラインとは、株価の動きの傾向をわかりやすくするために、チャート上に引いた補助線のことです。
株価は、上昇トレンドおよび下降トレンド、またはもみ合いの状態でチャートを形成しますが、トレンドラインはチャート上の転換点をわかりやすくするものとして使用されています。
ということなのですが、実際に MT4 でトレンドラインを引いてみようとして、やめました。
素人が引いた線は単なる線であって、トレンドも何も関係ない、むしろ取引の害悪になるみたいです。
というのも、トレンドラインをきちんと引けることが、チャートを読むための大事な一歩だからです。
こんな感じで、チャートの波動が含まれるように引くのが一般的なトレンドラインの形だそうです。
ただ、これが唯一の正解ではなく、波動の底と多く接するように引くトレンドラインや、波動の振れ幅の中心に引くトレンドラインもあるということなので、ただ線を引けばいいのではないことはわかりました。
ということで、今後しっかり基本から学んで、正しい線が引けるようになりたいです。