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オランダを代表する、風車の街を紹介
オランダを代表する「風車」オランダと「風車」の歴史オランダは、昔から風車の国として有名でした。
というのも、オランダの正式名称である「ネーデルラント(Nederland)」は、「低地の国」という意味を持ち、英語名では「ザ・ネザーランド(The Netherland)」フランス語では「ペイ・バ(Pay-bas)」など、どの国の言葉でも「低地の国」という意味なんです。
日本で呼ばれている「オランダ」だけは国の名前と直接の関係がなく、「ホラント」州というオランダ国内の1つの州の名前をはるか昔にポルトガル宣教師が日本に伝えたことが起源と言われています。
日本語の国名や都市名は、様々な言語をもとに呼ばれているので、海外旅行に行った時に、
「日本語名で国名や都市名を言っても全然伝わらない!」
というのはあるあるですね。
オランダは海に面した国のため、海から強い風が吹きつけ、内陸の農業地帯まで海水が流れ込むこともしょっちゅうだったといいます。
そのため、強風から守るための堤防(ダム)と水の逆流を防ぐための灌漑(かんがい)装置として、風車が必須だったのです。
風車の栄えた時代は、電気もなかったため、水の逆流を防ぐだけでなく、そのエネルギーを有効活用する知恵がフル稼働していました。
小麦をひいて小麦粉にしたり、太い丸太を切ったりと、まさに工業用の機械として活用されていたのです。
ついでに、風車は英語で「ウィンドミル(Windmill)」と呼ばれ、風の力で粉を引く「ひき臼」の役割をしていたのです。
産業革命で電気が発達したのに伴って風車の数はどんどん減って行き、現在では約1500基を残すのみとなってしまったようですが、オランダの道を走っていると、所々に今も趣を残す風車を見ることができます。
まさに、「世界の車窓から」の風情です。
オランダで見た、風車のある美しい風景
おすすめの風車スポット
そんな風車が見られる場所の中で、おすすめの2か所をご紹介します。
それは、ザーンセスカンスとキンデルダイクです。
このページでは、ザーンセスカンスをご紹介したいと思います。
ザーンセスカンス
ザーンセスカンスは、オランダ最大の都市アムステルダムから1時間程度で行ける、観光客おすすめの街です。
ザーンセスカンスへ行くには、まずアムステルダム中央駅へ行きましょう。
建築様式が異なりますが、「東京駅に似てる!?」と言われるのもうなずけますね。
ザーンセスカンスへの行き方
(電車)
まず、アムステルダム中央駅からアルクマール(Alkmaar)行きの普通電車に乗りましょう。
約20分で到着する、コーフ・ザーンデイク(Koog Zaandijk)で降ります。
ザーンセスカンスは、駅から徒歩で20分弱のところにあります。
(バス)
まず、アムステルダム中央駅の北側すぐにあるバス停「Amsterdam, Centraal Station IJzijde」に向かいましょう。
そこから、391番のバス「Zaanse Schans」行きに乗ります。
サイトより引用
乗車時間20分少々で、「Zaandam, Zaanse Schans」に到着しますので、そこで降ります。
バス停からは、風車を眺めながら最寄り駅に到着できます。
個人的には、バスで行ったほうが歩く距離も短くなるのでおすすめです。