パリ:カルティエ・シノワ~パリ最古の中華街~
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パリには3つの中華街が存在!?

パリで「中華街」といえば、13区の中華街が有名ですね。

その他に19区にある「Bell Ville(ベル・ヴィル)地区」も有名です。

でも、パリ市内で一番歴史がある中華街は、ここ3区にあるんです。

パリ最古?の中華街「カルティエ・シノワ」

メトロ3号線又は11号線に乗って、Arts et Metiers(アール・エ・メチエ)駅で降りてすぐのRue Beaubourg(ボーブール通り)を南へ50mほど進みましょう。

細い道Rue au maire(メール通り)へ左折すると、漢字で書かれた看板が立ち並ぶ、中華街の中心地があります。

ここには、中華食材を販売するスーパーや中華料理レストランがたくさんあります。

肉まんがおすすめ!

中華スーパーでは、アジア系の食材に加えて、惣菜が豊富に販売されています。

その中でも、肉まんがおすすめです。

「Brioche au porc(豚のブリオッシュ)」と注文すれば、温めるかお持ち帰りにするかと聞かれます。

すぐに食べたければ、温めてもらうとより美味しくいただけます。

1個2ユーロくらいで、日本のレートと比べるとちょっと高級ですが、1つが大きくて具だくさんだから美味しいです。

カルティエ・シノアで高品質の革製品

カルティエ・シノアは、パリの革製品問屋としての顔を持ちます。

看板はかかっていませんが、カバンや革小物を作っているお店がたくさんあります。

「小売はやっていません」と書いてある店もありますが、そこはさすがパリ、交渉すれば販売してくれる場合もあります。

私も、革製品を仕入れるかどうか購入した時、「サンプルとして1つください」と言ったのですが最初は断られました。

でも、ちゃんとOKをもらったら買うと伝えると売ってくれました。

だから、本当は少数ほしくても、「サンプル」と言えば売ってくれることもあります。

もちろん、小売のお店もありますから、色々回ってみるのも楽しいですね。

時にはブランドバッグと同じ品質のバッグが、安価に販売されていることもありますよ。

ぜひフォーを食べましょう

フォーの名店「Song Heng」

第三の中華街、カルティエ・シノワですが、私がオススメするのはベトナムの麺料理「フォー」です。

中華のお店が立ち並ぶメール通りを東へ約150m歩き、Rue Volta(ボルタ通り)に左折して2軒目の「Song Heng」です。

この店は、今や日本人観光客にも有名な店になりましたが、「ここ?」と思わず口にしてしまうような小さなお店です。

私ごとで恐縮ですが、私はこのお店に忘れられない思い出があります。

2011年、パリ市内がマイナス15℃になった真冬のある日、仕事で革製品問屋巡りをしていた私は、同僚とともに凍えながら歩いていました。

「今日は、温かいスープを食べて体を温めよう。」

そんなことを言いながら、ボルタ通りにやって来ました。

すると、耳も凍りそうなくらい寒い日なのに、小さなレストランの前に2、3人並んで待っていました。

お店の中をのぞくと、正直きれいとは言えない小さなお店の中はお客さんでひしめき合っていて、ちょうど食事を終えた人が出て来て、たまたま入口の前にいた私たちも客と間違われて案内されてしまいました。

案内してくれたのは、いかにも「名物女将」といった雰囲気の、笑顔の素敵なマダムでした。

店先に「Pho」と書いてあったので、フォーの店とは思っていましたが、メニューは2種類だけと聞いて、すぐにスープ有りのフォーを注文しました。

そこで注文したフォーの美味しかったこと。

大きな肉団子と生のまま入る薄切り(厚切り?)の牛肉、そして同じく生のオニオンスライスがたっぷり入った、熱々の湯気が上がるフォーが運ばれてきました。

さらに、もやしとミントがたっぷり入ったお皿と、赤唐辛子の入ったお皿が運ばれ、「これで1人前?」というくらい盛りだくさんです。

スープが熱々のうちにもやしやミントを入れ、最初は生だった薄切り肉も、スープの温度で程よく色が変わって食べ頃になったらいただきます。スープはほんのりニョクマム(ナンプラー)の風味が漂う優しいお味。

と言っても決して薄すぎず、麺やお肉に味がしみ込んでいきました。

そんな思い出の店が忘れられず、住んでいた時には用事を見つけては通っていました。

お店の名物女将だけではなく、若夫婦も笑顔で元気よく働いていて、とても雰囲気のいいお店です。

そういえば、お肉やもやしは、テーブルにある海鮮醬や唐辛子のソースをつけて食べると二度美味しいですよ!

ボ・ブンはお持ち帰りも可!

フォーの名店「Song Heng」と紹介しましたが、スープ無しのボ・ブンも絶品です!

米粉の麺に、味付けされた牛肉がたっぷりのって、野菜は玉ねぎ、にんじん、ネギ、ピーナッツと豊富です。

それと、カットされた揚げ春巻きが乗っています。

これは、「ネム」と呼ばれていて、中華やアジア系のレストランでは定番です。

そのまま食べると「味がない!」ので、底からしっかりかき混ぜてからいただきましょう。

ニョクマムが混ざって、美味しい味わいになりますよ。

よく混ぜると、レタスやパクチーといった野菜が、器の底に入っていました。

このさりげなさが、またまた優しさを感じます。

この味付けだけでは物足りない人は、テーブルの海鮮醬や唐辛子のソースをかけて食べると、またまた違った美味しさです。

さすがにフォーはお持ち帰りできませんが、ボ・ボンはお持ち帰り可能です。

ちなみに私は、お店でフォーを食べて、ボ・ブンをお持ち帰りして後でいただくのを楽しみにしていました。