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日本人が「ぜひ行きたい!」場所NO.1
モン・サン・ミシェルは、ノルマンディー地方最西端にあります。
「モン・サン・ミシェル」の名前は、この地ロッキー島に建築されたサン・ミシェル修道院が山のように見えたことに由来します。
修道院の上にある教会の頂上、海抜157.10メートル地点には、聖ミカエルの像が設置されており、修道院に住む人々と島を訪れた観光客を見守っています。
モン・サン・ミシェルは、世界遺産の一つでもあり、フランスを訪れる日本人がぜひ行きたい観光地としても人気ナンバー1に輝いています。
あなたも、フランスを訪れたなら、ぜひ訪れてほしい場所です。
モン・サン・ミシェルへはどう行く?
車の場合
自分の車やレンタカーで行くのなら、最も自由に動き回ることができます。
ルートは、パリのペリフェリックから高速道路A13に入り、ひたすら道なりに走ります。
2時間ほど走ると、A13を走り終えて大都市カーンのペリフェリックに入りますので、「SUD(南)」のルート側に入ります。
その後、ペリフェリックからモン・サン・ミシェルに向かう高速道路A84への入口の標識が出ます。
ただ、このすぐ後に右に出口のレーンが現れますが、このレーンには入らず、その次に現れる右側のレーンに入りましょう。
※もし間違えても、改めてA84に入れば大丈夫なので、そんなに心配しなくても大丈夫です。
A84をひたすら走っていると、高速道路区間が終わり、N175になります。
そのままN175を走り、モン・サン・ミシェルの標識が見えたら右折して、D43に入ります。
D43をしばらく走ると、ほぼ道なりに、モン・サン・ミシェルへ左折の標識が出るので、左折して、D75に入ります。
D75を少し走ると、また二手に分かれますので、道なりに右を選びます。
「Le Mont-Saint-Michel」の標識が出ますから、そちらへ行けば大丈夫です。
あとはひたすら道なりに、必ずモン・サン・ミシェル方面の標識が出ますから、それに従っていくと、大駐車場に到着します。
この表示が出れば、もう駐車場。
どこでも好きなところに停めて、あとはシャトルバスでモン・サン・ミシェルへ行きましょう!
ただ、パリを起点に考えると、モン・サン・ミシェルへの距離は約370kmあり、4時間近くかかります。
道中はほとんど高速道路を通って行くため、疲れたらサービスエリアや休憩スペースに入って休憩を取りながら行きましょう。
公共交通機関の場合
モン・サン・ミシェルへ公共交通機関で行くなら、高速鉄道TGVに乗りましょう!
まずはパリ南側の14区にあるモンパルナス駅へ移動し、そこからTGVでRenne(レンヌ)行きに乗ります。
TGVは、発車する20分くらい前に、電光掲示板に出発ホームが表示されます。
30分前くらいからちょくちょく気にしながら、標示を見てホームへ移動するようにしましょう。
あとは、切符に「Composter(刻印)」するのを忘れずに!
車内で切符をチェックされた時、無賃乗車と扱われて大変なことになりますから。
刻印は、こんな黄色の機械や、メトロに乗る時の改札のような刻印機ができつつあります。
場所によって異なるので、よくチェックして、必ず刻印しましょう。
さあ、必要な準備をしたらTGVが出発します。
レンヌまでの所要時間は約1時間30分。
快適な高速鉄道の旅を楽しみましょう。
レンヌからはモン・サン・ミシェル行きの直行バスに乗り、約1時間10分で到着します。
バスツアーもアリ!
モン・サン・ミシェルはフランスの大人気観光スポットですから、パリ発のバスツアーも多数出ています。
主なツアーは以下の通り。
・VELTRA(ベルトラ)
14,000種類以上の海外・国内のオプショナルツアーを
予約できる 現地ツアー専門予約サイト
・エミトラベル
パリに本社を置き、パリ発の現地オプショナルツアーを多数企画。
特に、パリ在住のスタッフによるサポートはとても手厚いです!
モン・サン・ミシェルを楽しもう!
まずはシャトルバスで入口へ
かつてのモン・サン・ミシェルは、車でも入口近くまで行くことができましたが、現在は少し離れたところに駐車場ができており、そこからシャトルバスが運行しています。
バスにみんなで乗って行くのは、とてもワクワクしますね。
ただ、乗客が多い時はスリに注意!
「王の門」をくぐって、Grande rueへ
バスを降りて「王の門」をくぐると、さっそくモン・サン・ミシェルのショッピングストリート「グランド・リュー」に入ります。
グランド・リューに入った途端、にぎやかな雰囲気になります。
さっそく、左手には、「ふわふわオムレツ」でおなじみの、「La Mère Poulard」が見えます。
テンションが上がりますね!
お店がたくさんあるのでついつい目を奪われますが、参道を登るのが大変になりますから、お土産を買うのは帰りにしましょう。
まずは修道院を目指そう!
お土産屋さんには目もくれず(←帰りにしましょう)、まずは修道院を目指しましょう!
というのも、モン・サン・ミシェルは修道院の頂上にある教会まで上り道をずっと歩き続けることになるため、できる限り荷物は少なく、足元は軽くしておいた方がいいからです。
しかも、繁忙期には修道院の入口に長い列ができることがありますから、できるだけ早く入口に入ってチケットを購入し、修道院をゆっくり見物した方がいいからです。
ひたすら階段を上り、サン・ピエール教会へ!
モン・サン・ミシェル修道院の頂上には、大天使ミカエルをまつった「サン・ピエール教会」があります。
そこまでひたすら階段を上って頂上を目指すことになりますが、途中途中にも様々な見どころがあります。
広いホール
狭い階段を上って頂上を目指していると、こんなに広いホールもあります。
建物を工夫して建てることで、これだけのスペースを確保しているのですね。
美しいステンドグラス
天気のいい日には、教会の上にあるステンドグラスが太陽の光を受けて美しく輝きを放ちます。
ヨーロッパの教会では、このような光景をよく見ることができますが、ここまで登ってきた苦労もあって、美しさがひとしおですね。
回廊から見える庭園が美しい
教会の回廊からは、庭園を見ることができます。
季節によって植えられている植物も異なり、こんなに高いところまで登ってきたことを忘れるくらい、美しい緑の空間に癒されます。
教会から見下ろす海は時間によって異なる表情
教会の外からは、周囲の海や広大な景色を眺めることができます。
こうやって見ると、モン・サン・ミシェルは海に囲まれた孤島であることを改めて感じますね。
干潮の時には、陸地のような海を見ることができます。
この時間帯には、歩いて海を渡ろうとする人たちの姿を見ることができるのですが、潮が満ちてくるときは急激に水量が増えるため、水難事故も発生しています。
歩いて渡るのはやめておきましょう。
教会の周囲も、季節によっては様々な花で彩られて美しいですね。
帰り道ではお土産を買いましょう!
モン・サン・ミシェルの頂上まで登り、修道院や教会の美しさを堪能したら、帰り道はお土産屋さんを覗いて行きましょう。
お土産編については、こちらのページをご覧ください。