エトルタ~絵画のような風景~
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写真でも絵画でもおなじみの「エトルタ」

Etretat(エトルタ)は、ル・アーヴルの北にある、ノルマンディー地方の街です。

かつてはごく普通の漁村だったのですが、19世紀頃から海辺のリゾート地として発展しました。

それはまさに、エトルタが「絵になる」風景だったことが大きな理由と言えるでしょう。

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多くの画家がエトルタを訪れ、この印象的な断崖絶壁の風景を描きました。

エトルタの崖は、白いチョークのような白亜紀の石灰質の地層で、晴れた日に海岸から見ると、象牙のように輝くのです。

パリからは遠いこの地でバカンスを楽しむ人や画家たちは、きっとこの風景に心を惹かれて訪れたのでしょう。

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崖だけじゃない!エトルタの魅力

著名な画家も何度も描いた風景

エトルタの断崖絶壁は、多くの画家を魅了してきました。

現在では超有名な画家も例外ではなく、しかも何枚もエトルタを描いた絵が様々な美術館で展示されています。

その中の何人かを紹介しますね。

Gustave Courbet(ギュスターヴ・クールベ)

ギュスターヴ・クールベ
Gustave Courbetの「La falaise d’Étretat (1869-70)」

Eugène Boudin(ウジェーヌ・ブーダン)

ウジェーヌ・ブーダン
Eugène Boudinの「Étretat. The Cliff of Aval」

 Claude Monet(クロード・モネ)

モネ
Claude Monetの「Etretat, cliffs at Aval」

崖の上には牧草地 そこには教会が…

エトルタの崖を描いた絵を見ていると、崖だけではなく、手前にある牧草地の真ん中にぽつんと立つ建物が描かれているのをよく見かけます。

これが、「Chapelle Notre-Dame-de-la-Garde」と呼ばれる教会なのです。

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この教会は、崖からかなり離れた街の北側に所在しており、下の写真で見るように、この地に立つと遠く南の海の上に「あの崖」が見えます。

きっと、歴代の画家たちは、この辺りから崖を描いたのだろうなと思い浮かべながら、広大な牧草地を歩きましょう。

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おいしいレストランは?

エトルタは漁村として栄えた街ですので、シーフードがおいしい!

でも、ここではクレープ屋さんを紹介します。

その名も「Crêperie Lann-bihoué」。「Etretat Restaurant Lann-Bihoué」の画像検索結果エトルタはリゾート地なので、レストランはちょっとお高め。

ガレットと言えば、ノルマンディー地方やブルターニュ地方が本場です。

このお店は、観光客だけでなく地元の人でいつもにぎわっています。

ガレットも、デザートのクレープも、リーズナブルなお値段です。

「Etretat Restaurant Lann-Bihoué」の画像検索結果

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ただ、ランチメニューは、地元の名物であるアンドゥイエット(内臓がたっぷり入ったソーセージ:においが苦手な人はダメかも…)など、ちょっとクセのあるメニューが並んでいるので、ノーマルなメニューがおススメです。

そして、ガレットと言えばリンゴのお酒シードル。

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シードルは日本語のサイダーの語源で、リンゴを発酵させたお酒で、発泡性のものとそうでないものがありますが、発泡性のものの方がメジャーです。

お椀のようなかわいらしいカップで飲んでいると、ついつい飲みすぎてしまうかも。

(住所)45 Rue Notre Dame, 76790 Étretat, France

(電話)(+33) 2 35 27 04 65

※木曜日はお休みです

怪盗ルパンの故郷

エトルタは、フランスの超有名な「怪盗ルパン」ことアルセーヌ・ルパン・シリーズの作者である、モーリス・ルブランの故郷でもあります。

モーリス・ルブランは、ルパンの名作「奇巌城」でエトルタを舞台に物語を書き、この崖でルパンはライバルである探偵シャーロック・ホームズと最後の対決をしています。

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アルセーヌ・ルパン・シリーズは、日本語にも翻訳されていますので、読んだことがある人も多いでしょう。

私も、ドキドキしながらこのシリーズを読んだものです。

そして、せっかくエトルタに来たからには、著者モーリス・ルブランの自宅を訪問しましょう。

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モーリス・ルブランの自宅は、現在では住宅として使われておらず、「Le Clos Arsène-Lupin, Musée de Maurice Leblanc(モーリス・ルブラン博物館『ルパンの隠れ家』)」として公開されており、入場料を支払えば中に入ることができます。

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館内では、フランス語か英語による音声ガイドを聞くこともできます。

博物館の設定としては、ルパンを追ってきた、ガニマール警部をはじめとする警察をルパンが館内に巧みに誘導し、変装道具や暗号を見せながら謎を解かせるというもの。

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言葉が分からないとなかなか深いところまで楽しむのは難しいですが、展示物を見るだけでも十分楽しめますよ。

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エトルタへのアクセス

車で行くなら

パリのペリフェリックからA13に入り、ノルマンディー地方を目指します。

A131への分岐が現れたら「ル・アーヴル方面」へ進みます。

セーヌ川を渡る前に道なりにN182を走り、セーヌ川を渡りましょう。

その後、間違えたら大変なのが、セーヌ川を渡ったらすぐに右に寄って出口を降ります。

そのままN182を走ってしまうと、ル・アーヴルに向かって行ってしまいますので要注意です!

その後は、一般道を走ります。

D910からD39に入って、基本的にはD39を道なりに走れば、目的地エトルタに到着します。

途中でD81など、標示がD39じゃなくなっているのでびっくりしますが、走っているうちにまたD39に合流しますので、安心して目的地を目指しましょう。

公共交通機関で行くなら

パリのサン・ラザール駅からル・アーヴル行きのIntercitéに乗ります。

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ただ、終点まで乗ってしまうとル・アーヴルまで行ってしまいますので、途中のBréauté-Beuzeville駅で降ります。

ここまで約2時間。

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Bréauté-Beuzeville駅は、まさにフランスの田舎にある小さな駅です。

ここから電車をローカル線に乗り換え、「Etretat-Normandie」行きに乗ります。

所要時間は約30分です。

あとは、終点のエトルタで降りれば到着です。

関連画像

駅から崖までは約1.5kmあるため結構歩きますが、街並みを楽しみながら行きましょう!

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