抵抗線の攻防
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相場の波が動くとき

市場が開いている限り、相場は動きます。

今日も、チャートを見るたびに相場の波が動き、価格は上昇と下降を繰り返しています。

特に、今日はアメリカ大統領選挙の投票が終わったということで、結果を見守るように相場も変動を繰り返しています。

それでは、波が大きく動くポイントには、どういうものがあるのでしょうか。

そして、その波に乗ってプラスになる取引をするには、どういったポイントを見ていけばいいのでしょうか。

今日は、テクニカルで注目すべき点について学んだことを書き記していきます。

死線は抵抗線にあり

相場の波が大きく動くのは、そのポイントに達すると強い反発が起こる「抵抗線」です。

つまり、多数の市場参加者が意識し、そのポイントを突き破ろうとする動きと守り抜こうとする動きが熾烈な攻防戦を繰り広げる点なのです。

図をご覧いただくと、市場価格の天井になっている線と底になっている線があり、天井をレジスタンス ゾーン (resistance zone)、底をサポート ゾーン (support zone) と呼んでいます。

見事なまでにそこではじき返されているのがわかりますね。

これらの上下のゾーンが「抵抗線」であり、チャートで意識すべき市場価格になるのです。

抵抗線での攻防の末、守り抜かれるとはじき返され、破られるとそこから市場価格は大きく動くのです。

まさに、レンジからトレンドへの転換が始まるのが、抵抗線が破られるときといってもいいでしょう。

抵抗線を見極め、これから起こる攻防戦で破られてトレンド転換するポイントを読むことができれば、トレンドフォローできるようになるというわけです。

ただ、まだまだ FX を学び始めたばかりの私には見えません。

翻訳をしながら学んだ内容をまとめていきます。

誰でもわかる?抵抗線

それでは、現実のチャートで見てみましょう。

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抵抗線にはさまざまな種類があり、上のチャートでもその例をいくつか見ることができます。

山と谷を形成した髭とローソク足の実体部分(①)

強い抵抗になっている部分(②)

レンジでもみ合いになっているゾーン(③)

イベントで長い髭ができたときのローソク足の実体部分

複数の時間足で形成された抵抗線が重複する部分

これらのポイントを頭に入れて抵抗線を作成することで、トレンド形成の起点が見えてくるわけですね。

抵抗線 プラスアルファ?

過去のチャートを見ていると、上記の抵抗線はかなり正確に壁となって立ちはだかり、それが破られると堤防が決壊するように大きく市場価格が動いているのがわかります。

ただ、過去のチャートなんです・・・

これを、現時点では見えない未来のチャートに置き換えても読み取れるようにしなければ、勝てるトレードはできないわけです。

しかも、抵抗線は 1 本や 2 本ではなく、引き始めると何本にもなります。

その中で、トレンド形成につながるポイントを以下に見いだすことができるかがポイントです。

そこで、抵抗線の中でも、より有力なものを見つけるための追加内容が見つかりました。

それが、「ボリンジャーバンド」です。

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上のチャートで見ても、抵抗線とボリンジャーバンドが重なるところは、熾烈な攻防戦が繰り広げられているのが見えますね。

複数の時間足の抵抗線と、ボリンジャーバンドを組み合わせて見ることができるようになれば、抵抗線での攻防を見抜く手がかりになりそうです。

複数の時間足の組み合わせ

抵抗線をボリンジャーバンドと組み合わせて見ることで、その線はより強力なものになったように感じました。

実際、チャートを眺めていると、これまでの攻防戦の軌跡があちこちにあります。

やはり、未来を紐解くヒントは、過去のチャートにあるということですね。

ここで、もう一つ抵抗線を見るポイントをお伝えします。

それは、「複数の時間足を組み合わせる」ということです。

たとえば、日足の 1 本のローソク足は 6 本の 4 時間足で構成されています。

1 時間足で見ると 24 本!

ましてや、15 分足や 5 分足だとものすごい量になっていきます。

つまり、上位足のローソク足は、下位足の激しい攻防の結果形成されているわけです。

当たり前のことですが、何だかそこにストーリー性を感じました。

上位足がレンジでも、下位足がトレンドになっているときがあります。

上位足も下位足もレンジの状態でも、抵抗線を抜けてレンジブレイクしようとしている状況もあります。

そういった複数の要素を組み合わせて、それぞれの時間足での重要な抵抗線を同じチャートに引いてみると、一気に未来が見えてくるわけです。

ああ、おもしろいなぁ!

今日のトレード用語

エリオット波動理論(相場の波)

エリオット波動理論とは、

「相場にはリズムがあり、8 つの波(5 つの上昇波と 3 つの下降波)で 1 つのサイクルが形成される」という原理に基づき、市場価格の変動を予測するテクニカル分析の一つ。

チャートを見ていると、相場の波はランダムに動いているように見えますが、実は一定のリズムで動いているのです。

エリオット波動を理解していることで、以下のメリットがあります。

デイトレードでの勝率が上がる

チャートで相場の波をじっくり観察すると、上昇トレンドや下降トレンドでも、同じ方向に行ったままであることはまずありません。

上昇トレンドを形成している下位足は、上昇したり下降したりを繰り返しながら、次第に市場価格が上昇しています。

その形は、「N」の形をしています。

エリオット波動では、この波の動きを「N 波動」と呼びます。

当たり前のようでいて、相場の波を捉えるのに大切な要素なのです。

なお、先ほどエリオット波動は 5 つの上昇波と 3 つの下降波で形成されると書きましたが、上昇トレンドにあるときの波は、上昇の方向だけに流れるわけではありません。

①上昇→②下降→③上昇→④下降→⑤上昇

の繰り返しです。

①で上昇しても、反発するエネルギーによって一度下降します(②)。

ただ、このときの下降は「調整波」と呼ばれるもので、ここでエネルギー(玉)をためることで、大きく上昇します。

その後、もう一度調整波(④)を挟んで、さらに上昇します(⑤)。

このエネルギーのぶつかり合いが、上昇トレンドを生むのです。

上昇トレンドが終わりを迎えるのは、上がった先の抵抗線にぶつかったときです。

この攻防戦で、一度下降に転じた後(下降①)、再び上昇に転じますが(②)、そのときにそれまで高値の切り上げになった抵抗線ではじき返されて下降すると(③)、そこでトレンドが転換し、下降に切り替わったことがわかるのです。

取引の戦略を立てられる

エリオット波動の原則を踏まえてチャートを見ると、相場の過去から現在までの流れがわかります。

これまでの流れがわかるということは、未来の流れも予測できるということです。

現在の相場が置かれている状況、つまり相場の局面を感じ取ることで、未来の相場を見抜いてトレードすることができます。

私も、チャートを見て抵抗線を引いているうちに、未来の熱い攻防を思い描けるようになりたいものです。

時間足

時間足とは、一定時間で市場価格がどれだけ変動したかを表すものです。

上下に棒のような線と中央に芯のような太線があり、その形がろうそくに似ていることから、「ローソク足」とも呼ばれます。

ちなみに、中央の太線はその時間内の始値と終値を表し、上下に伸びる線は上が最高値、下が最安値を表します。

時間足には多くの種類があり、1 分、5 分、15 分、30 分、1 時間、4 時間、1 日、1 週間、1 か月単位が一般的です。

当然ながら、すべて同じチャートを形成することはなく、たとえば 1 時間足では上昇していても、直近の 5 分足は下降していたり、その反対に動いていたりもします。

狙ったところで取引をするためには、複数の時間足を見て、抵抗線やボリンジャーバンドを組み合わせつつ未来の相場を見抜いていくことが重要になります。