損切りできなきゃ退場
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「損して得を取る」損切り

投資をしていると、建玉がマイナスになることがあります。

そもそも、取引注文をしたらすぐにマイナスから始まるため、何だか損したような気持ちになります。

そもそも、注文を入れるとスプレッドのコストがかかるため、手数料のような形でマイナスから始まるのは仕方ないのですが、早くプラスに転じてほしいという心理状態になります。

ただし、相場が自分の狙いと逆に動いたときには、どんどんマイナス幅が広がり、最悪ロスカットになって多額の損失を抱えることになりますから、一瞬の判断ミスで退場することにもなりかねません。

せっかく大切な資産を運用するわけですから、利益は大きく、損失は小さくしていくことが重要です。

そのためにも、これ以上無益な闘いを続けないための「損切り」を設定することが必要です。

私がかつて FX に手を出したときには、「損切りできない」状態だったため、情けないことにあっさり退場してしまいました。

でも、今回は投資についてしっかり学んでいるので、ちゃんと損切りしてトータルで価値を得られるようにしていきたいと考えています。

適切な損切りを設定しよう

損切りを設定するポイントは、大きく 2 つあります。

1 つは、事前にルール設定し、どんなときでも「○○ pips」で損切りするよう決めておく方法。

もう 1 つは、そのときの相場環境等に応じて、変動で設定する方法です。

自分の損切りルールを数字で設定する方法

1 つ目の方法は、簡単に設定できます。

たとえば、常に「20 pips」の損失が出たら損切りすることに決めておけば、取引注文の市場価格から 20 pips を差し引く(または加算する)ことで、機械的に設定できます。

この方法の長所は、常にルールとして設定するので、主観が入って自分の気分や勘で決めることがなくなり、大負けをすることはありません。

相場環境によって変動設定する方法

それでは、もう 1 つの方法は、チャートを見てその状況に応じた損切りラインを設定するものです。

具体的には、重要抵抗線、ボリンジャーバンド、移動平均線を損切りラインの目安にします。

私の主観ですが、これらのライン(ゾーン)はトランポリンであるとともに防衛線だと思っています。

そのため、防衛線が破られるということは、そこから大きく市場価格が動く可能性が高いです。

すでにトレンドが形成されていて、重要抵抗線から大きく離れている可能性もあるので、そういったときに重要抵抗線を損切りラインにすると大損をする可能性が高まります。

そんなときは、「○○ pips を損切りラインにする!」と決めてエントリーすることが必要かもしれませんね。

とにかく、エントリーするときに「とにかく飛び込む!」ではなく、その後どのあたりで利益確定するかという見通しだけではなく、「マイナスがここまで達したら損切りする」ラインまで設定しておくことはトレーダーとして必須の要件です。

これは、かつて退場した私にとても大切な教訓です。

ギャンブルではなく、「トレード」です

損切りを設定することの重要性は、ここまで書いてきた内容のとおりですが、損切りを事前に設定するのは、熱くなる自分に冷や水を浴びせて頭を冷やす効果もあると思います。

これまでギャンブルをやったことがある人なら共感できるかもしれませんが、負けが込んでくるとどんどんムキになり、「次で負けを取り返してやる!」という気持ちでどんどん勝負を挑み、結果大負けした経験はありませんか?

FX の場合、扱う金額が大きく、一瞬で勝敗が決する場合も多いため、熱くなることは決してプラスに働きません。

あくまで冷静に、事前に決めたルールに従って淡々と取引することが必要です。

特に、スキャルピングをする人は、熱くならないように注意が必要です。

10 pips を抜く代わりに、100 pips 単位の損失を抱えていたのではあっという間に退場です(→かつての私です・・・)。

感情で判断して損失を膨らませないために、うまくいかず感情が乱れたときにはその日の取引を強制終了しましょう。

たとえば、「損切りを 3 回したらその日は終了!」など、ルールを決めておきましょう。

相場の世界では、「休むも相場」と言われます。

勝てるかどうかわからないのに勝負を挑むのは、ただのギャンブルです。

投資はギャンブルではなく「トレード(取引)」なのですから、買い手と売り手のバランスがあります。

よくわからない状況や、自分の苦手な状況では相場の舞台に立たず、防寒することも大切ですよ。

今日のトレード用語

スプレッド

取引注文における「買い注文」と「売り注文」との間に生じる価格差のこと。

買い手が「買いたい」と思う価格と、売り手が「売りたい」と思う価格が完全に一致するのが理想なのですが、実際には一致しません。

このときに生じる価格差をスプレッドといいます。

FX の場合、ほとんどの証券会社が手数料を取っていないのですが、スプレッドが実質的な手数料としてかかってきます。

各会社を調べてみると、スプレッドの金額には差があり、通貨ごとにも異なります。

証券会社選びの判断基準として、スプレッドを見る人もいるくらいです。

スキャルピング

トレードには、「長期トレード(3 週間以上)」「スイングトレード(数日~数週間)」「デイトレード(1 日の時間内)」などがありますが、スキャルピングは、1 日の中で何回も取引を繰り返すことをいいます。

長くても数分、短いときには数秒で決済します。

何回も取引して利益を狙う以上、1 回の取引では小さな利益(損失)幅で決済します。

結果的に、短時間で利益が積み上がり、損失も小さくなります。

ただし、スキャルピングを行うには反射神経が必要で、プラス(マイナス)に動いたらすぐ決済できる力が必要です。

一瞬の判断の遅れが損失につながりますし、思わぬ損失の膨らみも出ますので、反射神経に自信のない人にはオススメできません。

また、ゲーム感覚で取引を繰り返すので、当然ながらチャートに張り付かなければできません。

その意味でも、集中力が持続する人でなければ難しいでしょう。

さらに、通貨選びも重要です。

スプレッド幅が狭く、流動性が高い、取引の多い通貨がオススメとされています。

具体的には、ドル・ユーロ・ポンドの各ペアでしょうか。

スキャルピングが性格的に合っている人はぜひどうぞ。