
目次
30歳を前に取り組んだ外国語学習
国家公務員時代
私は、元々語学の専門家ではありません。
20年間、国家公務員として霞が関を中心に勤務してきました。
毎日ラッシュにもまれて通勤し、朝早くから夜遅く(朝早く?)まで仕事に明け暮れる毎日でした。
結婚して子どもも生まれたのですが、家庭を顧みることもせず、ただひたすら毎日の業務をこなすので精一杯でした。
それでも、国家公務員時代には、いろいろな経験をさせていただきました。
3年間外務省に出向して在フランス日本国大使館で外交官として勤務させていただいたこともありますし、職場で外国語の文書を翻訳する業務を任されるようになってからは、諸外国との折衝や下調整などをするようになり、大学卒業以来すっかり語学から遠ざかっていた私の脳は、一気に外国語モードになり、さらに外国で生活したおかげで身も心も外国人のゆったりモードに切り替わっていきました。
私は、大学で心理学を専攻していたため、国家公務員になって最初の数年間はメンタルトレーナーとしての業務を中心に行っていました。
日本人全体に「心の病」が広がり、社会人に対しても日頃のメンタルケアを行うことが重要視されるようになったたため、私の専門分野が役に立っていました。
その後、フランスで仕事をするようになり、身も心もフランス人モードになった私は、相変わらず寝食を惜しんで働く日本の労働システムに嫌気がさしていました。
まして、官公庁での仕事は、前例を作らず過去の事例にならって仕事を進めていく「用例主義」が当然であり、新しいことや前例のないことを実行するなんて夢のまた夢でした。
個人的な仕事のやり方は自分で変えればいいのですが、国の政策やプロジェクトチームでの業務内容を変革することなんてとてもできません。
気づけば、私自身が鬱状態に陥っていました。
ある日の朝、職場でコーヒーを買いに自動販売機に向かっているときに突然意識を失い、救急搬送されたのです。
幸い命に別状はありませんでしたが、「虚血性発作」と診断され、その後受診したMRI検査では、間脳動脈に血栓ができて詰まっており、ここが一瞬詰まったことで発作を引き起こしたのだろうと診断されました。
一歩間違えば、脳卒中で死に至っていたわけです。
その後、半年間休職して静養し、適度に運動もして体調が回復したため、仕事に復帰することになりました。
それでも、一度心の糸が切れると、もう「頑張る」ことができないのです。
そこから数か月間踏みとどまって職場に行きましたが、ただ出勤して、支持されたことをこなすだけのロボットです。
今後AIが進化して職場に導入されれば、すぐに取って代わられるような仕事しかできませんでした。
その仕事ぶりで「もう無理」と判断されたのか、これまで住んだことのない地方への異動を命ぜられたことで辞職する決意を固めました。
この異動も、私一人だけであったり妻と二人であればむしろ歓迎していたかもしれないのですが、当時受験を終えて進学を控えていた子どもを置いて単身赴任する気持ちにはなれず、辞職願を提出したのです。
国家公務員からフリーランス翻訳者へ
国家公務員を辞職した私は、名実ともに「プー太郎」になりました。
とりあえず、立場は「個人事業主」になるため、税務署に事業届を提出して、いつでも仕事だけは請け負うことができる立場になりました。
とはいえ、国家公務員時代に少しずつ翻訳業務に従事していたといっても、仕事をいただけるはずもありません。
翻訳者として仕事をするには、翻訳会社に就職するか、フリーランスの翻訳者として仕事をいただくための採用試験「トライアル」に合格する必要があります。
トライアルに合格しても、すぐに生活が安定するような仕事をいただけることはありませんから、仕事として軌道に乗るまでは数か月、数年、あるいはいつまでも収入を得られない可能性もありました。
でも、その頃の私は、何としても翻訳の仕事をいただくことしか頭にありませんでした。
短期間のトレーニングでトライアルに合格し、その後も仕事として成立するように案件をいただけるようになる!
それを実現できる分野は何か徹底的にリサーチし、その結果に伴って準備を進めた結果、1か月でトライアルに合格し、3か月後に案件をいただけるようになりました。
その内容については、以下の記事を中心に詳しくご紹介します。
「プロの翻訳者」への第一歩「トライアル」
収入の三本柱を構築
翻訳業界への危機感
フリーランス翻訳者になって4か月後、トライアル3社に合格し、毎日忙しく仕事に取り組めるほど案件をいただけるようになりました。
多いときの月収は100万円を超え、ようやく翻訳者としての肩書きに恥ずかしくない仕事ができるようになった私は、危機感を抱くようになりました。
それは、AIの進化による機械翻訳の劇的な成長です。
官公庁で翻訳の業務をしていた頃から、Google翻訳などの翻訳アプリに大変お世話になっていたのですが、プロとして翻訳を行うためには、翻訳ツールは使っても守秘義務等の関係で翻訳を丸ごとアプリで行うことはできません。
ただ、案件を請け負ううちに、その内容が劇的に変化してきたのです。
最初は、ゼロから自分で翻訳する内容がほとんどだったのですが、徐々に「ポストエディット」と呼ばれる、機械翻訳した内容を編集する案件が増えてきたのです。
私自身、翻訳者としての力を付けるためにはゼロから自分で翻訳することが重要だと認識していたため、機械翻訳したものを手直しすることには抵抗がありました。
ただ、翻訳会社から、「引き受けてくれる人が足りないので、一度お願いできませんか?」とお願いされると、引き受けざるを得ません。
こうしてポストエディットに初めて取り組むことになるのですが、翻訳会社の使用する機械翻訳ツールによってその精度は大きく異なります。
日本語としての意味を全然なしていないものから、ほとんど修正の必要がないほど洗練された日本語表現になっているものまで様々でした。
今後、精度の低いツールは淘汰され、どんどん機械翻訳の精度は高まっていくでしょうから、その内容を目にする中で、私の危機感はどんどん高まりました。
「翻訳だけでは、いつか食べていけなくなる」
その思いを強めた私は、翻訳業以外に収入の柱を構築することが必要だと考えました。
投資(FX)への挑戦
ただし、翻訳の仕事は100%テレワークで行うことができますので、他の収入の柱もできる限りテレワークでできるものにしたい。
そこで最初に選んだのが「投資」です。
国家公務員時代から、株式投資はある程度認められていたため、細々と取り組んできました。
それに加えて、FXをやることにしたのです。
とはいえ、全然知識のない状態で参加しても市場の肥やしになるだけ。
その怖さを何となく知っていた私は、本当のFXのプロに教えを請うことにしました。
その名は「水平線理論」。
月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足のそれぞれの時間足の抵抗線を見て、そこから為替の上昇・下降やどれだけのpips幅が動くか判断するというシンプルなものです。
考え方はシンプルなのですが、それを見分けることができるようになるまで相当の努力が必要です。
時間はかかりますが、確実に収益を上げられるこの手法に出会うことがができた私はラッキーでした。
この詳しい手法は門外秘なのでここに記すことはできませんが、興味のある方には個別でお知らせします。
ビジネスオーナーへの道
フリーランス翻訳者になって1年。
恐れ多いことですが、参入したばかりの私は翻訳業の未来に早くも暗雲が立ちこめていると感じるようになりました。
この思いは、多くの翻訳者仲間たちも抱いています。
特に、私は翻訳者の仕事に取り組みながら、大学院でAIを活用した学習について研究を進めているため、AIがどれだけ進化し、これまで人間が行ってきた仕事を代替できる可能性がどれだけ高まっているかをつぶさに見ることができます。
おそらく、この先10年程度で、現在の翻訳の仕事は消えていきます。
その代わりに、人間はAIが行った翻訳から、翻訳先のターゲット言語として体裁を整えていく仕事にシフトしていくでしょう。
現在でもそうなりつつありますが、ゼロからの翻訳と比較して、ポストエディットや校正の仕事はワード単価が大きく下がります。
つまり、相当量の案件をこなさないと、仕事としての収入を得ることが難しくなっていくのです。
そんな思いを仲間たちと共有するうちに、ある共通の考えが浮かびました。
「権利収入を得られるようになれば・・・」
権利収入といえば、すぐに思い浮かぶのがネットワークビジネスです。
ネットワークビジネスでは、企業等がCMを打つ代わりに消費者に口コミでその評判を広めてもらい、消費層を広げていくというビジネス手法です。
この手法は、アメリカやヨーロッパで始まり、日本でも約70年の歴史があります。
特にアメリカでは、ネットワークビジネスを大統領も推奨しており、国を挙げて取り組むのが当然という土壌なのです。
それはなぜなのでしょう?
アメリカでは、医療を中心とした社会保障の仕組みが整っておらず、怪我や病気をした場合は自己責任で治療を受けます。
高額の保険に加入していればすべてカバーされますが、多くのアメリカ国民は保険に加入することができません。
そこで、自分が生きていくための収入は自分の力で得て、生活を豊かにするために「Direct Selling」というネットワークビジネスの形が浸透したのです。
日本でも、ネットワークビジネスはある程度のマーケットを取得していますが、「ねずみ講」と呼ばれる違法な錬金術が横行したせいで悪いイメージが定着してしまっています。
私も、「ネットワークビジネス=違法かグレーゾーン」という認識を強く持っており、勤務していた府省でもネットワークビジネスによる被害や損害の事例を多く目にしていたため、絶対にやることはないと考えていました。
そんな私がネットワークビジネスに参加するなんて、数年前の私には想像もできなかったでしょう。
ただ、それは、「取り組むことで自分も周りの人も幸せになれる」見通しが立ったからなのです。
昔から法令遵守に厳しく、損失を負うことが絶対に嫌だった私は、徹底的に研究しました。
成功率を100%に近づけるために、必要な条件を設定し、その条件をすべて満たす会社がもしあればやってみようかと思いました。
ネットワークビジネスのトップリーダーのプレゼンも聞きました。
そして検討を続けること32社目にして、ようやく条件を満たす会社に出会ったのです。
その会社は、シンガポールにある「RIWAY(リーウェイ)」という会社です。
日本には2019年4月に会社を設立し、収益を高めていますが、まだ始まったばかりです。
以下の記事からRIWAYについても説明していきますので、ご関心がある方は一緒に参加してみませんか?
ビジネスで収益を上げる仕組みを構築