フランス語学習が続かない理由
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 日本人は外国語の学習が苦手

日本人は、外国語を習得するのが苦手です。

それは、たとえ英語であってもそう。

あなたは、学校で英語を勉強しましたか?

しましたよね。

では、標準的な学習時間である、中学・高校の計6年間で、だいたい何時間英語を勉強しているでしょうか?

 

・・・答えは、「約800時間」です。

この時間が多いと思うか、少ないと思うかはそれぞれの感覚ですが、

800時間の学習時間でどのくらいのレベルに達しているものでしょうか。

アメリカの研究機関の調査によると、800時間の外国語学習は、

「最低限の意思疎通ができる」

レベルだそうです。

 

つまり、あなたの英語レベルは、学校で勉強しただけだと、

「最低限の意思疎通」

がなんとかできるレベルなのです。

納得できましたか?

結構ぴったり合ってる気がしますね。

 

じゃあ、

「これだけ年数かけて英語を勉強したのに話せないのはしょうがないや」

とか、

「フランス語も何年もかけないと話せないのなら、無理だなー」

なんて思ったら残念すぎます。

 

そう思ったあなたに、ここから

「なぜ、あなたのフランス語は続かないのか」

を紹介します。

今回は、大きく5つに分けて解説していきます。

 

あなたは、そうならないように、そして

「フランス語マスター」を目指してください!

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あなたの「フランス語学習」が続かない理由

フランス語を学ぶ「なぜ?」がない

まず、あなたに質問です。

「なぜあなたは、フランス語を学びたいのですか?」

あなたは、答えられますか?

 

なぜ、私はそんな質問をしたのでしょうか。

答えは、「あなたがフランス語を学ぶ理由(なぜ)を理解することが必要だから」なのです。 

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あなたがフランス語を身に付けたいと思って学習を始めても、初日から何かうまくいかないことがあったり、気が乗らない日があったり、病気になったり、飲みに誘われたりといった障害が数多く降りかかってくると思います。

でも、そんな時、あなたの「なぜ?」がしっかりしてさえいれば、そんなつまらない障害にやる気の芽を折られてしまうことはないのです。

 

だから、フランス語を学ぶあなたは「なぜ?」を明確化しましょう。

例えば、

・フランス語を学んで、あなたはどうなりたいのですか?

・フランス語を学んで、どんなことをしたいのですか?

・フランス語を学んで、あなたはどんな人になりたいのですか?

これらのことに、いつでも答えられるようになってください。

 

 

フランス語を学ぶことによる「変化」がイメージできない

次の質問です。

「あなたがフランス語をマスターしたら、あなたはどう変化していますか?」

さあ、答えてください。

なかなか難しいですね。

なんて言っていると、また「やらない誘惑」に負けてしまいます。

 

ここで言う「変化」は、「変身」でもいいですね。

つまり、あなたがフランス語を学び、使えるレベルに達した時、あなたはどう変化しているかイメージしてほしいのです。

もっと簡単に言えば、あなたがフランス語を学習し続けるための「目標」を設定してください。

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日本にいると、フランス語を話す機会なんてないでしょう。

私なんて、フランスから帰国してからもう5年になりますが、仕事やレッスンなど、あえて話そうとすること以外で話したのはたったの1回です。

それも、仕事で京都に行っていた時、学生らしい外国人が、英語で京都駅へのルートを訪ねてきた時、彼が持っているガイドブックがフランス語だったので、私の方から「フランスの人ですか?」とたずねてようやくフランス語を話すようになったのです。

気付かなかったら、英語だけで終わっていましたね。

英語でさえ、話す機会は本当に少ないのに、ましてやフランス語なんて。

さっそく、「フランス語なんてやってもしょうがない」障害になってしまいますね。

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本題に戻ります。

私の好きな「ドラえもん」の話で。

ドラえもんは、22世紀の素敵なひみつ道具をたくさん持っていますが、「うまく使えてないな!」と思うことはありませんか?

私は、子供と一緒にドラえもんを観ていると、しょっちゅう、「今はその道具じゃなくて、○○でしょ!」とツッコミを入れてしまいます。

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あなたのフランス語も、ドラえもんのひみつ道具と同じです。

使い道を明確化して、その道具を使うことでどうなるか分かっていれば、迷うことはないのです。 

あなたの目標を明確化して、あとはその方向へできる限りまっすぐ最短ルートで進んでいくことが重要なのです。 

それでは、あなたの目標を設定するための要素をお伝えします。

これらの要素に従って、あなたは目標を設定してください。

➀あなたの「変化」を可視化

あなたの目標(transformation後の姿)はどうなっているか、目に見える形にしましょう。

それは、おぼろげなイメージや理想像ではありません。

例えば、

「フランスの食べ歩きツアーを計画して、私がスムーズにガイドを務めている」

とか、

「フランス人相手にプレゼンをして、私の事業を採用してもらう」

でもいいでしょう。

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②「スモール・ステップ」でレベルアップ

あなたの最終目標は、現時点ではとても手の届かないものでしょう。

だから、階段を上るように、「小さな目標」を積み重ねていくのです。

それは、「1日に10個単語を覚える」でもいいですし、

「使えるフレーズを3つ覚える」でもいいでしょう。

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③客観的な「メジャー」を活用

ここでいうメジャーは、「測定器具」のことです。

あなたが一生懸命フランス語を学習しても、自分がどのくらいフランス語を身に付けているか、そして目標まではどんな努力が必要か分からないと、くじけてしまいますよね。

そこで、絶好のメジャーになるのが、「語学試験」です。

例えば、フランス語を学び始めて基礎が身に付いたら、「仏検5級&4級」レベルに達しているかどうかが分かりやすい判断材料です。

これは、上の②の「小目標」にも設定しやすいですよね。

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④小さな目標に向けた達成度合いを評価する

あなたがフランス語を学習する中で、常に「小さな目標」に対する達成度合いを自己評価又は他社評価しましょう。

絶対にしてほしくないのが、

「今日は3時間も学習したから、すごく充実したなー」

という考え方です。

例え3時間学習しても、それが「使える」内容であったり、「使える」レベルに達していなければ、その学習効果は低減してしまいます。

それよりも、「今日はたった5分だけど、レストランで使えるフレーズをマスターしたぞ!」という方がよっぽど「使える」のです。

おそらく、あなたがフランス語に費やせる時間はそれほど長く設定できないと思います。

その分、中身を充実させて、学習開始時と終了時に自己評価する習慣を身に付けましょう。

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⑤タイムリミットを設定する

上の④にも関係するのですが、だらだらと長時間学習しても、語学は効果が上がりません。

それどころか、モチベーションはどんどん下がって、やめる方向一直線です。

ですから、今やっている学習に「タイムリミット」を設定してください。

例えば、「来月までに仏検5級合格レベルに達する」とか、「8月にフランス旅行に行くまでに、買い物とレストランで使えるフレーズをマスターする」などです。

そして、「あと30分で、友達へのメールの書き方をマスターするぞ」など、今日1日の学習にもタイムリミットを設定しましょう。

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Transformationに向けた「Process」を軽視する

日本語でもよく使う「プロセス」。

フランス語では、「Processus」ですね。

簡単に言えば、「目標達成に向けてスケジュールを立てて実践する」ということです。

仕事で考えてみましょう。

今日1日で、「明日のプレゼン原稿を作る」をノルマとして持っているとします。

それでは、その日家に帰るまでに原稿を作ればOKなのでしょうか。

違いますよね。

「明日のプレゼン」に向けた原稿を作るのだから、ただ原稿を作るだけでなく、明日ちゃんとプレゼンできるように予行演習もするし、根回しも必要になりますよね。

仕事ができる人は、目標を達成するためには何が必要か、そしてそこに書かれていなかったり言われなかったりしたことを見つけ出すのが上手です。

その上で、目標達成のためのスケジューリングをして仕事を進めるのです。

ここで、一つ質問です。

あなたにとって、フランス語の学習は、毎日の生活の中で最優先事項ですか?

おそらく、「そうではない」人が大半でしょう。

仕事や遊び、家族との生活など、毎日の生活の中には、当たり前のようにしているけれど重要なことはたくさんありますよね。

そのため、あなたにとって、フランス語学習のスケジューリングはとても重要なのです。

ここで、スケジューリングに役立つ方法を段階的に紹介します。

あなたも、まずはスケジュールを立ててみましょう。

①あなたの「学習内容」を決定

(例)1日10単語覚える、5フレーズ覚える、1日30分はフランス語レッスンで話す

この時、インプットとアウトプットがバランスよく入っていると効率が上がります。

②あなたの「余暇時間」を計算する

1日の中で、あなたがやりくりして使える時間はどれだけあるか計算しましょう。

「時間がない」と思っている人でも意外と時間を確保できるものです。

③やりくりできる時間をアレンジする

②に続き、今までは岩盤のように「やりくりできない」と思っていた時間を、もっと使える時間にアレンジしていきましょう。

例えば、朝と夜の時間はアレンジがしやすいと思います。

早起きするのが得意な人は、あと30分早く起きて脳の活性化の時間を確保するとか、夜だらだらとスマホやネットサーフィンをしてしまう人は、「21時から22時まではスマホの電源を切って学習」など意思決定してしまいましょう。

④スキマ時間を活用する

語学は、数時間単位の学習時間を確保するよりも、5分や10分のスキマ時間を活用した方が効率が上がります。

出勤・帰宅時間や、ランチの後の数十分を活用するなど、今まで何をしていたかよく思い出せない時間をうまく活用しましょう。

⑤スマホ等のカレンダーの「リマインダー」機能を活用

人間は弱いものです。

何だかんだ言っても、1日はいつの間にか、あっという間に過ぎてしまいます。

ですから、「学習するぞ!」と決めた時間の少し前にリマインダーが出て「学習するんだった!!」と意識付けするようにしましょう。

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フランス語研究者になってしまう

あなたは、フランス語の文法を学びましたか?

後半になると、直説法や接続法など、動詞の活用を変えたり言い回しが難しくなったりする内容が出てきますよね。

今学んでいる人や、すでに学んだ人でフランス語会話を実践している人は理解してくれるかもしれませんが、話す時に「ここでは接続法を使うから、「que」以下の動詞の活用は何だったっけ?」と考えていると言えなくなってしまいませんか?

別に、間違えてもいいんです。

私たちは、「フランス語の研究者」でも、「フランス語の専門家」でもないのです。

だから、少々文法に間違えがあったとしても、相手に意味が伝わればOKなんです。

私たち日本人は、どうしても完璧を求めますよね。

英語の学習がその典型です。

中学、高校を中心に勉強した英語の学力を図るテストは、記述式の暗記問題型ですよね。

それでいて、制限時間以内であれば、会話の空欄を埋める問題に何分かかっても構いません。

でも、会話の時、次に伝えたい内容を見つけるのに何分もかかっていては、その会話の内容は終わってしまいます。

だから、日本人は英語が話せない人が多いのです。

もう、言葉の研究に時間を費やすのはやめましょう。

それよりも、合っているかどうかは確信が持てなくても、とにかく言葉を発する「瞬発力」を身に付けましょう。

ここに、面白い研究結果があります。

外国語の学習の中で、それぞれの内容が語学の習得にどれだけ貢献しているかを調査したものですが、まさに「日本的」な語学学習法が間違っていることが分かります。

・授業で習得できるのは全体の5%

・本を読んで習得できるのは全体の10%

・ビデオや映像など、視聴覚教材で習得できるのは全体の30%

・ディスカッションで習得できるのは全体の50%

・一度学んだ内容を復習することで習得できるのは75%

・自分が学んだ内容を人に教えることで習得できるのは90%

特に、後半の3項目に注目です。

インプットで習得できるのはごくわずか。

でも、学んだ内容をアウトプットすることで一気に身に付きますし、周囲から指摘されたり話し合ったりしてブラッシュアップされるので、レベルアップが可能なのです。

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とにかく、失敗を恐れずに、どんどん身に付けた(つもりの)フランス語を話しましょう!

「フランス語を極めたい」という人は別ですが、会話して、コミュニケーションが取りたいという人は、フランス語の研究はそこそこでOKです。

 

全部自分でやろうとしてしまう

あなたは、フランス語を独学で進めていますか?

私も、かつてフランス語の学習を始めた時はしばらく独学でした。

でも、「大人になってからの学習」では、それはもったいないです。

結論を先に言えば、あなたには、「先生」「コーチ」「メンター」「トレーナー」といった、動機づけと正しい方向付けをしてくれる人の存在が必要です。

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では、独学のままでは、何がもったいないか?

時間、お金、精神的余裕、楽しさ…

数え始めるときりがありません。

あなたは、独学は全部自己責任だから、お金はかからないと思うかもしれません。

でも、本当にそうでしょうか?

今はあなたはフランス語の学習に高いモチベーションで取り組んでいると思いますが、今までに「よし、やるぞ!」と決心して始めたものの、途中で止めてしまったことを思い出してみてください。

ダイエット、筋トレ、ジョギング、料理…

など、いろいろあると思います。

それでは、そこに費やしたお金や時間はどうなりましたか?

「あの時頑張ったおかげで、今も役立っている」と言えるのなら、有益な消費だったでしょう。

でも、良かったと言えることが思い浮かばないのであれば、浪費になってしまいます。

それは、たかが1,000円や1万円だからいいというものではありません。

その時は気に入って買った服も、その後有効に使わなければ浪費です。

実際に、世界の「一流」と言われる人たちには、その活躍を支えつつ助言や指導を行うコーチやトレーナーがいます。

最近では、テニスがとてもいい例ですね。

若くして世界ランキング1位にまで上りつめた選手には、コーチがいました。

でも、そのコーチと意見が合わなくなって解任してからのその選手は、体力や技術は決して衰えたわけではないのに、人が変わったかのように負けが込むようになってしまいました。

そのコーチは、決してテニスの有名選手でも、名コーチとして知られた人でもありませんでした。

それでも、その人の存在が、選手の活躍の大きな原動力になっていたことは間違いないでしょう。

大人になったあなたにも、いえ、大人になったからこそ、あなたには助言・指導をしてくれる存在が必要なのです。

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