フランス語学習のキホン
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「大人の学び」はこれからも充実!

「大人が学びたいこと」の中で、英会話はずっとトップクラスの人気ですね。

フランス語はランキングの中に入っていないので残念ですが、英語やフランス語に限らず、外国語を身に付けて仕事や趣味で生かしたい人は年々増加しています。

近年、「人生100年時代」と言われるようになり、今の生活や仕事で使えるものだけでなく、仕事をやめてからのセカンドライフを充実させるための新しい「学び」を求める人は、これからもどんどん増えていくでしょう。

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フランス語マスターは長い道!?

さて、フランス語をマスターするためにはどのくらいの期間が必要なのでしょう?

一般的に、外国語をネイティブ並みに使いこなせるために必要な学習時間は、2400時間から3000時間と言われています。

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1日1時間で計算したら6~8年!

果てしなく長い道のりです…。

でも、この期間は、あなたが英語を中学、高校(+大学)で勉強してきた時間と近くありませんか?

ということは、あなたは英語をネイティブ並みに話せますよね!?

あれ、みなさん、どこへ行ってしまいましたか?

「ネイティブ並みどころか、あいさつすらできないよ!」

そんな声が聞こえてきそうです。

つまり、単純に学習時間だけが確保されても、「外国語が話せる」ようにはならないのです。

「1週間でペラペラ」はちょっと…

最近の外国語教材では、「1週間学習するだけで○○語がペラペラに!?」とか、「聞き流すだけでOK!」といったキャッチ―なフレーズがあふれ、いかにも手軽に外国語を身に付けられそうなイメージがあります。

そういった教材の善し悪しはともかく、そうったキャッチフレーズどおりに外国語をマスターした人の話は身近に聞くことはあまりないような…。

そこで、外国語をマスターするための重要なヒントをお伝えします。

いえ、ここでは「フランス語」ですね。

フランス語の学習は「筋トレ」または「ダイエット」

あなたは、筋トレをしたことがありますか?

または、ダイエットをしたことはありますか?

私は、どちらもやったことがありますし、成功したことも失敗したこともあります。

外国語の学習を続けてきて、私は、「フランス語って、筋トレに似てる!」と思うようになりました。

学校の勉強もそれに似ているかもしれませんが、「勉強」と「学習」は異なります。

ですから、ダイエットは、「太ったらいけない」とか、「やせていた方が健康を保てる」のように、好きなことを結構我慢しないといけないこともあり、私の個人的な意見では「勉強」と同じく強制的なイメージがあります。

でも、筋トレは、別にしてもしなくてもいいし、自分がもっと筋肉を付けて何らかの目標を達成したいという気持ちになる意味で、「学習」的なイメージがあります。

ですから、ここでは、筋トレ的に説明させていただきます。

筋トレは継続が第一

私たち日本人が英語を必須の外国語として勉強する割に身に付かないのは、先ほど述べた「勉強」の強制力が働いているように感じます。

でも、フランス語を強制的に勉強しないといけない人は少ないですよね。

だからこそ、フランス語を学ぶ人は、自発的な「学習」の人が多いと思いますし、そこにメリットとデメリットがあると思います。

「フランス語を学びたい、話せるようになりたい」というモチベーションが高いほど、勢いよく学習に取りかかるでしょう。

でも、日本では、本当にフランス語に触れる機会が少ないですね。

話しているのを聞くことも、まして話しかけられることなんてまずないです。

そういった外的要因から、フランス語を学習し「続ける」ことは相当高いハードルになるのです。

フランス語の習得には4技能すべての習得が必要

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先ほど、外国語学習教材の例で挙げた、「聞き流すだけでOK!」は、外国語習得の科学的検証として間違っています。

というのも、外国語をマスターするためには、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をバランスよく身に付ける必要があるためです。

筋トレでもそうですよね。

「腕の筋肉を太くしたい」という理由で、ただひたすらダンベルを持ち上げる人がいます。

でも、ある程度のレベルまではたくましい腕が手に入っても、頭打ちになってしまいます。

やはり、「筋肉」というからには、腕だけでなく肩、腹筋、背筋、そして脚部も筋肉を付けていかなければ、本当の意味の「たくましい腕」は手に入りませんし、何しろ怪我をする原因にもなります。

また、食事の面でもそうです。

筋肉を付けるためにプロテインばかり飲んでいても、筋肉が付くわけではありません。

野菜を食べたり、肉・魚を食べたり、バランスの良い食事が健康的な筋肉を付けるために必要になるのです。

ですから、フランス語の習得にも、4技能をバランスよく習得する必要があります。

まず、フレーズを聞いたら、そのフレーズが何と言っているものか声に出して言ってみるし、どのように文章にするか書いてみることも必要です。

ただ、「聞いている」だけでは、いずれ自分がアウトプットするために必要な知識のインプットはできないのです。

睡眠もそうですよね。

かつて、受験生の睡眠時間は、「3時間なら合格、4時間なら不合格」などと言われ、とにかく寝ずに勉強するくらいの時間を確保しなければいけないという時代がありました。

ひょっとしたら今もそんなことが言われているかもしれませんが、脳科学的にはナンセンスです。

あなたのフランス語学習は、もっと科学的な学習のメカニズムに意識を向けて効率よく進めていく必要があるのです。

週に1度の学習ではダメ

前に、外国語をネイティブ並みにマスターするための期間を上げて説明しましたが、それでは、1日に何時間学習すればよいのでしょうか?

英語の場合、学生時代、自分の意思に関係なく、ほぼ毎日1時間は英語の授業があったと思います。

それでも身に付かない人が多い。

そういった反省から、「1日〇時間の学習でフランス語はマスターできる!」と言える答えは出せません。
ただ、これだけはみなさんに理解していただき、実践していただきたいことを次に挙げます。

➀とにかく継続

当たり前のようですが、学習を継続しましょう。

今回、筋トレに例えて説明していますが、筋トレは筋疲労から超回復のメカニズムというのがあり、週2回か3回行うのが最も効率が良いとされています。

語学の場合、筋トレよりも脳の回復は早いため、できれば毎日学習した方がいいのですが、筋トレにならって、

「せめて週2,3日は学習しよう!」

少なくとも、月、水、金でバランス良く学習するとか、水、土、日と少し偏ってはいるけれど週3回という形がベターです。

②日にちを空けないでコンスタントに

あとは、週に2回は学習するけれど、それは土曜日と日曜日という方です。

特に良くないのは、週末は学習するけれど、平日はゼロというパターンです。

ここでは週末という言い方をしましたが、仕事をしている人は「休みの日」のことです。

休みの日は、仕事の日よりも時間を確保しやすいでしょうから、どうしても学習は多くの内容を詰め込む形になりがちです。

それでいて、せっかくのお休みにはやりたいこともあるでしょうから、モチベーションも上がらないでしょう。

日数が5日ほど空いてしまう分、忘却の割合が大きくなってしまいます。

まさに、「エビングハウスの忘却曲線」ですね。

そういった理由から、「週末だけ学習」や「お休みの日だけ学習」の人は学習効率が上がりにくいと言えます。

なるべく期間を空けず、筋トレと同じように2日または3日ごとに進めていくようにしましょう。

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③1冊のテキストにじっくり取り組もう

新しくテキストを買ったら、さっさとそのテキストを全部やってしまってクリアしたい気持ちになりますよね。

これは、新しいゲームを買っても、すぐにクリアしたくなる気持ちに似ています。

でも、待ってください。

子供の頃は、1冊のテキストを終わらせても次々にやるべきものがありましたが、大人の学習は「1冊を確実に」マスターした方が効率的なんです。

大人は、子供の頃よりも理解力は鈍っていますし、忘れる力は数倍に上がってしまっています。

再びエビングハウスの忘却曲線の例を挙げれば、一度学習して「マスターした!」気持ちになっても、次の日には70パーセントは忘れていますし、1週間後にはほぼゼロになります。

せっかく頑張ったのに、1週間後にほぼゼロになって、テストを受ける数か月後にはほこりも残っていない状態で途方に暮れることになります。

ということで、1冊のテキストを何回も復習しましょう。

特に、間違えたところは何回もやり直しましょう。

できれば、問題集の場合、直接テキストに書きこむのではなく、学習用のノートや白紙に書きこんで、間違えた問題は印をつけるなどして何度も何度も繰り返し頭にたたき込んでいくのです。

それが、地道なようですが最も確実な学習法と言えます。

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