会話のタブー
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フランスのタブーは「FAUX PAS

フランスでは、「これはやってはいけない」、いわゆるタブーを

FAUX PAS」といいます。

これは、社会的な規範、習慣、またはエチケットに違反する社会的な過失、無礼または無意味な行為のことをいい、 文字通り、フランス語で「誤ったステップ」を意味します。

あなたがフランスを旅行する時、まして生活したりビジネスをしたりする時には、フランスの「タブー」を理解して、不要なトラブルを避けることが大切です。

あなたがフランス生活やビジネスがうまくいっていないと感じる時、ひょっとしたらあなたが知らない、「フランスのタブー」を侵してしまっているのかもしれません。

でも、これを読めば、様々な理由でフランスに触れるあなたが、もっと楽しく、もっと幸せに毎日を過ごせるような導きになるはずです。

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ちょっとした会話でのタブー

可能な限り、フランス語で話しましょう

あなたは、「自分はフランス語が苦手だから英語で話す」ことを選んでいませんか?

でも、それは大間違いです。

フランス人と話すのなら、フランス語で話しましょう。

ここで言う「フランス語で話す」ことは、フランス語でぺらぺら話すことを意味しているのではありません。

あくまで、フランス語で話そうとすることにベストを尽くすことです。

どんなに単語のつぎはぎしか言えなくても、発音がひどくても、あなたが一生懸命話そうとしている姿を、フランス人は微笑ましく見守ってくれるし、どうしても表現に困った時には「これはこういうことかな?」と助けてくれます。

大丈夫です。

フランス人は、未だに英語が苦手な人が多いです。

日本人が言える立場ではないですが・・・

ちゃんと話せる人でも、聞いていると母国語の話し方から「英語チャンネル」に切り替えて話しているのが分かる場合が多いです。

かつては、「フランス人は英語が話せても絶対話さない」なんていう時代がありましたが、今は少なくともサービス業においてそれはないし、パリの人は多くが英語を流ちょうに話せます。

でも、あなたがフランス語を話せば、相手の対応はそれまでと全く違うものになるでしょう。

英語で話した時はビジネスライクで冷たい感じがしていたのが、フランス語であいさつするだけで笑顔を見せるようになったり。

だから、その国の言語は魔法の言葉です。

このことは、フランスに限らずどこの国でもそうですよね。

私たち日本人も、外国人が何かを聞いてくるときに、「すみません」と言ってくるのと、「Excuse me.」と言ってくるのでは緊張感が違うでしょう。

そして、相手がどんなにつたない日本語で話しかけてきたとしても、全力で相手のために助けてあげようと思うでしょう。

それが「おもてなし(ホスピタリティ)」です。

世界中の人が、そういったホスピタリティを持っています。

もちろん、フランス人も同等かそれ以上のホスピタリティを持っています。

だから、「フランス語で話しましょう!」

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フランス語であいさつをしましょう

前に「フランス語で話しましょう」と言いましたが、なかなか難しいですよね。

ですから、まずは、「フランス語であいさつしましょう!」

あいさつであれば、簡単に覚えられますよね。

朝から夕方までは「Bonjour.

夕方から夜は「Bonsoir.」です。

これだけです。

簡単でしょう?

人と会う時、この言葉を言うだけで相手は笑顔になります。

反対に試してみてください。

初めて会う人に、「Hello.」と言ってみてください。

たぶん、相手の表情は少し硬くなると思います。

ましてや、「I can’t speak French. English OK?」なんて言うと、相手は「OK.」と言いながらも、顔は引きつっているかもしれませんね。

それくらい、母国語でのあいさつは魔法の言葉なんです。

でも、フランス人ともっと楽しくコミュニケーションしたいと思ったら、少しでも多くフランス語のフレーズを覚えていきましょう!

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tuvousの使い分けに気を付けよう

tu」と「vous」って何でしょう?

はい、どちらも「あなた」ですね。

簡単に説明すると、前者は家族や親しい人に対して使いますし、後者は主に仕事などオフィシャルな場面で使います。

日本語でも、「あなた」を表す言葉には、「君」「お前」「あんた」などいろいろな表現がありますし、言い方によって親しさや場合によっては軽蔑を表すような場合もありますよね。

ですから、日本人にとっては、「tu」か「vous」かの使い分けはやりやすいと思います。

基本的には、子供に対しては初対面でも「tu」ですし、仕事上であっても、親しい同僚との間では「tu」で話すこともあります。

ただ、「tu」と言い始めるのには勇気がいるかもしれません。

そんな時は、相手にこう言ってみましょう。

「Est-ce que je peux te tutoyer?(「tu」って呼んでもいいですか?」

そうしたら、多くの人が、

「Oui, bien sûr !」

と言ってくれるでしょう。

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雑談のテーマに気を付けましょう

日本語でも、英語でも、会う人と最初に話す会話ってありますよね。

「あなたの仕事は何ですか。」

「結婚していますか。」

「子供はいますか。」

など、いろいろあると思います。

でも、ここに挙げた内容は、フランス人と初めて会話する時にはタブーになる可能性があるテーマです。

フランスでは、現在失業率が約 9.0 パーセント(2020 年 11 月時点)で、日本と比べるとかなり高いです。

ましてや、若年者失業率は 20 パーセントを超えるとも言われています。

ですから、安易に「仕事は何ですか?」なんて聞くと、一気に相手が不機嫌になる可能性があります。

また、結婚や子供の話題も、かなりナイーブです。

フランスでは、「PACS」と呼ばれる、いわゆる事実婚が盛んです。

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事実婚は日本でも増加傾向にありますが、事実婚をしているフランス人に「結婚していますか?」なんて聞くと、「結婚しないといけないの!?」と怒られるかもしれません。

「子供はいますか?」なんて、日本でも今やタブーの質問ですよね。

気を付けましょう。

ということで、フランス人と会話する時のテーマは、芸術、食べ物、音楽、観光などについて話すのが無難です。

自分の経済状況は話題にしないようにしましょう

フランス人は、「お金がある/ない」という話に敏感です。

お金持ちには妬みの感情を抱く人が多いですし、貧しいと知ると知らない間に軽蔑するような気持ちになるようです。

ちょっと日本人と似ていますね。

あなたがお金について話す時、あなたがほかにどんなにいいことを言っても、すべて「お金持ちの」とか「貧しい」あなたが話した言葉として、言葉の価値が下がってしまいますので要注意!

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政治的話題はやめましょう

フランス人の話題で、自分からしない方がいいことの一つに、「政治的嗜好」があります。

外国人は、日本人と比べて政治談議をよくすると言われます。

でも、フランス人と話す時は、自分から政治についての話題を振るのはやめておきましょう。

それが会話を盛り上げるスイッチになる可能性もありますが、まるで小さなデモのような怒りの議論になる可能性もあります。

あなたは、フランス人がデモ大好き人種ってご存知ですか?

ニュースでは、日曜日ごとにフランス人が大きな公園や広場に集まってデモをやったという内容がよく放映されています。

時には、車に火を付けたり、参加者が暴徒化して逮捕者が続出したりと事件規模の問題になることもあります。

ただ、フランス人はデモを地元警察に丁寧に届け出て、許可が出されたものだけが実施可能なのです。

例えば、パリ市内のデモ予定が記されたサイトもあるくらいですから。

また、彼らはデモを「スポーツ」と言っています。

言うならば、フランス人にとってのデモは、いいストレス解消なんですね。

みんなで集まって、大きな声を出して頑張った。

これが彼らにとってのスポーツです。

ちょっと日本人からは想像がつかないですね。

そんな彼らに不用意な政治の話をしたらどうなるでしょうか。

想像もつかないですね。

ですから、やめておきましょう。

フランスでランチする時は、仕事の話はやめましょう

仕事相手と昼食をとる時、どんなに楽しい話をしようと思っていてもどうしても仕事の話になってしまいますよね。

でも、ランチの時、フランス人に仕事の話をするのはタブーと言われています。

その理由として、やっぱりフランス人は「食事は人生の楽しみ」であり、「仕事は美徳ではない」ということがあります。

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ですから、人生の楽しみの一つである食事をしている時に仕事の話をされると、それまで楽しかった食事の雰囲気がぶち壊しになるということです。

ただ、最近では「ワーキング・ランチ」などの商談を第一目的としたランチもありますから、必ずしもランチの時に仕事の話をしないというわけではありません。

とはいえ、「食事をする」ためにレストランに行ったのなら、よほど相手が仕事の話を振ってこない限りこちらから仕事の話をするのはやめましょう。

敬称(MadameMonsieur)を付けて呼ぼう

人を呼ぶ時には、「Madame(女性向け)」「Monsieur(男性向け)」を付けましょう。

フランス語では、他の言語と違って、これらの敬称を付けることが必要です。

Salut !」とあいさつするような親しい人の場合は、これらを付ける必要がない場合もありますが、基本的には付けます。

ちょっとフォーマルな部分でもありますが、もしあなたが「Madame○○」「Monsieur○○」と呼ばれたら、なんだか恰好よくなった気がしないですか?

よく言われるのが、「相手を呼ぶ時に、「Madame」「Monsieur」と付けない時、それは屋根のない家に住んでいるようなものだ」ということです。

それだけ、フランス語では、敬称を付けるのが常識ということですね。

あなたも、これらの敬称を付けなくてもいい状況が分かるまでは、丁寧に付けて相手を呼ぶようにしましょう。

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ちょっとしたあいさつで「マナー美人」に

前に、「フランス語であいさつしましょう」というお話をしましたが、そのあいさつに一言付け加えることで、あなたはより一層マナーの良い人間とみなされるようになります。

例えば、「Bonjour.」に付け加える一言として、

「Bonjour, monsieur.」「Bonjour, madame.」と相手の敬称を付けることです。

それだけで、普段は話しかけられても忙しそうに無視するウェイターやウェイトレスもあなたの声に耳を傾けてくれるかもしれません。

あとは、ちょっとしたことでもしてもらったことに「Merci.」を言いましょう。

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想像してみてください。

日本語でも、あなたがほかの人に何かしてあげた時、「ありがとう。」と言ってくれたら嬉しくなりますよね。

そして、相手の人は素晴らしい人だと感じるのではないでしょうか。

「たったその一言で!」あなたの価値が上がるのです。

他には、「s’il vous plaît.」です。

日本語でいう、「お願いします。」ですね。

こういったちょっとしたひと単語やワンフレーズを付け加えるだけで、あなたはマナー美人になれます。

やらない手はないですね。

フランス人は「ほめて」育てましょう

フランス人は、ほめられること大好きです。

「日本人もそうだよ!」と言われそうですが、世界の中で日本人ほどネガティブな働きかけの多い国民はいないですから、これは重要な内容です。

フランス人は、私たち日本人からは想像もつかないくらい甘ったれで、ポジティブ思考です。

日本人の基準からしたら、「ダメだな」と捉えられるレベルでも、すごい自信を持っている人はたくさんいます。

また、日本人のそれとはちょっと違いますが、フランス人男子はマザコンぞろいです。

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彼らのママは彼らをほめて、ほめて育てていますから、「ママ大好き!」です。

そんなフランス人をけなしても、絶対にうまくいきません。

いいところを見つけましょう。

そして、ほめましょう。

それが、あなたとフランス人がうまくいく秘訣です。

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