パリを彩るバスに大きな危険が…
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ライトグリーンの美しい車体に、パリ中心部では2台が連結された超ロング版も走行するRATPのバス。
パリで生活したり、フランス旅行に行ったときにはお世話になるバスが、実は大変な状況に陥っているのです。

「probleme bus RATP」の画像検索結果

タイヤはすぐにバーストし、車体のあちこちの部品は破れてテープで補修されています。ひどいものだと、ボディの下からケーブルが飛び出しているものも…。
なんと、パリ北部のバスの約70%は、とても乗客を乗せて走行できるような状態ではないそうです。
先日も、格安高速バスが高速道路上で炎上し、多くの乗客がケガをした事故が発生しました。
あるバスセンターでは、2週間もしないうちに2台のバスが炎上し、燃え尽きたバスはその場に放置されたままです。
RATPの労働組合でも、そんな状態のバスを運転して業務にあたるなんてとんでもないと声を上げ続けているのです。

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そういえば、私も高速道路を走行しているときに、対向車のバスが激しく燃え上がっているシーンを二度見たことがあります。
最初に目にしたのは、数十kmも離れた地点でした。
あの大型の車体で、大量の燃料を積んで走行するバスが炎上したら、建物が火事になっているのと遜色ない大火災につながります。
当然ながら、そのバスに乗っている人々の身は命の危機にさらされます。
私が車両火災を目にした時、燃え上がるバスの対向車線を通行しているとき、乗客たちが道路外に避難し、救助を待っているのを目にし、恐ろしい思いをしただろうなと感じたものです。

「bus feu autoroute」の画像検索結果

毎日バスを運転する運転手のためにも、安心・安全な移動を期待する乗客のためにも、一日も早くこの現状を変える必要があります。
それにもかかわらず、バスの運営会社であるRATPは、労働組合が公表したバスの不具合について、卑怯な方法であると非難し、懲戒の可能性を示唆しました。
いやいや、あなた方がすることはそれじゃないでしょう。
フランス、そしてヨーロッパを代表する旅客会社であるRATPは、自らの非を認めて抜本的な改革を行うことに期待します。