ハンディキャップがあっても旅を楽しもう
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車椅子生活のハンディ

車椅子で生活する人をはじめとした、ハンディキャップのある人の生活。
いわゆる健常者には想像できないようなハードルがあるのでしょう。

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ニコラス氏は、多発性硬化症のために長年車椅子での生活を送ってきました。
多発性硬化症とは、人間の神経を絶縁処理された電気ケーブルに例えると、あちこちの皮膜が剥がれてショートした状態が続く症状です。
皮膜が剥がれた神経がむき出しになると、本来なら痛みや寒さなどといった感覚を低減してくれるはずが直接神経に刺激が伝わり、過剰に強い感覚を覚えるようになります。
やがて、傷ついた神経の皮膜が修復されて固くなることで、「多発性硬化症」と呼ばれるようです。
彼は、昔からヴァカンスで各地を旅行することを楽しみにしていたのですが、この病気のために車椅子での移動を余儀なくされ、とても旅行に行ける状態ではなかったそうです。
さらに大変なのは、生活空間である住居を見つけること。
ハンディキャップのある人が生活するためには、住居を大幅にリフォームしなければならず、その条件をかなえる物件はなかなか見つからないのです。

しかし、あるサイトのおかげで、彼は特別な手数料を支払うことなく快適な住居を見つけることができました。
イタリア式のシャワーに医療的な設備が整った寝室。
まさに、車椅子で生活する彼にとって必要なものが、新しいアパートにはそろっているのです。
そんな素晴らしい情報を提供してくれるサイトが、「TAKAHUT」なのです。

https://www.takahut.com/


このサイトでは、「アパートの交換」という形態をとっていて、その期間は交換する当人同士が交渉して決定します。
特に、ヴァカンスシーズンの短期アパートとして、お互い滞在拠点を確保し、ヴァカンスを楽しむことができるようになっているのです。
このサイトのルールは、「金銭的な取引はしない」こと。
せっかくお互いが楽しい時間を過ごすために交換したのに、お金が絡むと不要なトラブルを招くことになってしまうからです。

現在、このサイトには約30軒の家が掲載されています。
サイトの管理者によると、来年の夏までには掲載数を100軒にしたいということです。
管理者自身、20年来車椅子での生活を送ってきて、自らの経験からハンディキャップを持つ人が健常者と同じように人生を楽しみ、ヴァカンスを楽しむことができるようにとこのサイトを作ったそうです。

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2020年の東京が変化のチャンス

日本でも、ハンディキャップを持つ人ができる限り不自由を感じることなく日常生活や旅行を楽しむことができるような取り組みが少しずつ進められています。
しかし、現状としては彼らのニーズが満たされているとはとても言えない状態です。
目前では、2020年に開催される東京パラリンピック。
このとき、世界中からハンディキャップを持つアスリートだけでなく、応援や観戦のために多くの人が訪れます。
それにもかかわらず、彼らを受け入れる宿泊施設が絶対的に不足しているそうです。
その理由として、「ハンディキャップを持つ人が滞在できるだけの設備がない」というのがその理由。
日本では、旅行等で宿泊施設に滞在するのは健常者が大多数で、ハンディキャップを持つ人のために必要なバリアフリー等の措置をとっても、採算がとれないという理由で採用しない施設が多いそうです。
そんな日本の姿勢を世界中から訪れた人々が見たら、どう思うでしょうか。
「美しい国、日本」などと言われていますが、その実態は・・・。
せっかくのいい機会でもあるのだから、ここで日本も考え方を変え、行動するべきではないでしょうか。

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