いつか髪の毛をテイクアウト?
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毎日、理美容店では大量の髪の毛が排出されている。
その話を聞くと「そうだよね」と思いますが、イメージしたことってありますか?
あの髪の毛たちは一体どうなっていくのでしょう?

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まあ、基本的に理美容店で出た毛髪は、ゴミとして処分されます。
その量はフランスで毎月4000トンにも上るのです。
散髪などで排出されなくても、ほかの体毛と同じようにいずれ抜け落ちていく髪の毛は、何の価値もないゴミなのか・・・。
いえいえ、私たちの頭部を守ってくれる髪は、素晴らしい機能を持っているのです。

髪の成分として、親油性・親水性が挙げられます。
つまり、油や水を吸収する性質を持っているのです。
さらには、髪の毛は排出されても腐ることはありませんし、絶縁体でもあるのです。
ただゴミとして捨てるにはもったいなさ過ぎる、「使える」機能を持っていることが分かっています。

そんな中、切り捨てられる毛髪を有効活用する取り組みが進められています。
あるフランスの理容院店主は、自分の店で排出された毛髪を集めて、大袋に入れて倉庫に保管しています。
そして、ある程度たまった毛髪を裏庭でストッキングに詰め込む作業を続けているのです。
髪の毛の詰まったストッキングソーセージ!?
それは一体何のため?
ヒントは、上に書いた髪の毛の性質を生かすための方法。

「cheveux pour créer un boudin」の画像検索結果

なんと、髪の毛ソーセージは、流出したオイルを吸収し、清掃するための秘密兵器になるのです。
時々、海上でタンカーから油が流出したニュースが報道されています。
先日日本で発生した台風でも、洪水等により工場の油が周囲に流出したことも問題になりました。
そんなとき、髪の毛ソーセージを浸すと、一気に油分を吸収してくれるのです。

アメリカのある企業は、2007年から髪の毛を用いたオイルのクリーンアップを行っています。
2010年のオイル流出事故では、彼らの活躍で大量に流出したオイルがすっかりきれいになりました。
その活躍も報道され、改めて毛髪のすごさが見直されているのです。

「2010 oil」の画像検索結果

髪の毛ってすごい!
もう「ゴミ」なんて言えないですね。
ひょっとしたら、いつかあなたが髪を切った後に店員さんが
「髪の毛は処分してもよろしいですか?それともお持ち帰りにされますか?」
と聞いてくる時代が来るかも!ですよ。