自転車で人生を豊かに~グルノーブル~
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自転車でフランス唯一の「エコロジスト」都市に

美しい緑とアルプスの山々に囲まれる環境都市グルノーブル。
ここは、フランスで唯一エコロジー推進都市に指定されました。

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この街では、ほかのフランスの都市には見られない光景が広がっています。
道路の真ん中に自転車専用道が通り、普通の道を見慣れた私たちにとっては不思議な景色を見ることになります。
自転車に乗る人は、歩道側から車道を横切って自転車道に入るのですが、最初に見た時は、
「自動車が走っている中を通り抜けるなんて、危険ではないのかな?」
と思ったものです。
でも、実際に自動車と自転車が走る様子を見ていると、最初の印象は間違っていたことに気づきます。
なんと、この街では自動車の数が少ないのです。
決して田舎ではないのに、なぜこんなに自動車が少ないのか???
それは、まさに自転車道がきちんと整備されていることが理由のようです。

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グルノーブルには、自転車専用道が40kmも延び、自動車よりも自転車の方が盛んに行き来しています。
石畳が多く、自動車やバイクの排気ガスが漂うパリの街とは違い、自転車に乗る人々の表情も豊かです。
パリでは、自転車道が整備されているところもありますが、多くの場所では自転車も自動車と同じ車道を走ることになります。
時に石畳や舗装状況の悪い道に車輪をとられながら走るのは、本当に危険です。
私がパリで生活している時は、毎日vélibに乗って約5kmの道を通勤していました。
エッフェル塔や凱旋門を見ながら通勤できることはとても楽しかったのですが、自動車やバイクからプレッシャーを受けながら走るのは恐怖でもありました。
今となっては、よく事故に遭ったり怪我をしたりすることなく済んだものだと思いますが、今ならちょっと躊躇するところですね。

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グルノーブルの街は、オランダの街を見ているようでした。
オランダは世界に誇る自転車大国で、自動車よりも自転車の方が中心になって道行く姿は爽快でした。
自転車道は、歩行者ですら絶対に歩くことは許されないほど、自転車の地位が高く、通勤・通学を自転車でしている人は非常に多いです。
グルノーブルも、通勤者の約15パーセントが自転車を利用しているそうです。
エリック市長の指揮の下、ますます環境施行を強め、道行く人々の笑顔が増える街。
グルノーブルを訪れた時には、その豊かな自然とともに、人々が幸せに生活する姿も目にすることができるでしょう。

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あの「モンクレール」もグルノーブル発祥

さて、グルノーブルといえばあのブランドも。

それは、ダウンジャケットで有名な「MONCLER(モンクレール)」です。

モンクレールは、1952年にグルノーブル郊外の村、Monestier de Clermont(モネスティエ・ドゥ・クレーフモン)で設立されました。

最初は、グルノーブルの土地柄、アルプス登山を目指す人々のために店と、シュラフ、ウェアといった登山グッズを作っていました。

その後、寒い工場で勤務する従業員が、動きが少ない中でも暖かく仕事ができるように作られた「腕を出せるシュラフ」が、現在のダウンジャケットの原型となったのです。

ちなみに、モンクレール(Moncler)という社名の由来は、同社の創業地である「モネスティエ・ドゥ・クレーフモン(Monestier de Clermont)」の頭文字を取ったものなんです。

分かりやすいですよね。

そして、モンクレールといえば、このさりげないワンポイントロゴ。

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このロゴは、1968年に開催された第10回冬季オリンピック大会で、モンクレールがフランスのアルペンナショナルスキーチームの公式スポンサーに認定された時に作成されたものです。

ロゴは、モンクレールの頭文字である「M」とフランスの国鳥である鶏(雄鶏)をデフォルメしたものなんです。

そして、フランスらしい「青/白/赤」のトリコロールカラーで彩られているのが特徴です。

現在は、イタリア・ミラノに本社を置くモンクレール。

ダウンの素材としては最高級のホワイトグースの羽毛のみを用いているのが特徴で、その中でも最高品質のものだけを使っていることを証明する「Quatre flocons(キャトフ・フロコン)」に指定されていることが物語っています。

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グルノーブルを訪れた時には、モンクレールのふるさとであるこの小さな村にも足を運んでみるといいですよ。

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