砂丘を守れ!
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フランスを代表する砂丘

大西洋に面するピラ砂丘。
ボルドーから南西に車で約1時間。
巡礼の地として世界中から訪れる人も多い砂丘が、浸食の脅威にされています。

「Dune du pilat」の画像検索結果

この地では、紀元前8世紀頃から住んでいた人がいたそうです。
当時から強い海風によって草木が育たず広大な砂丘が広がっていたため、生活の糧である農業にも適さず住民は苦労したことでしょう。
19世紀に進められた治水事業によってカゾー運河が完成し、当時砂丘の浸食対策として防風林が植えられたことで、ようやく生活の地として安定するとともに、貴重な砂丘は観光地として名を高めました。

ピラ砂丘の入口に当たる町アルカッションから海沿いに走ると、大きな松の木が多く植えられた地域に入ります。
さらに道を進むと、ピラ砂丘の入口が見えてくるのですが、砂丘はまさに松林のゆりかごに包まれているよう。
なかなか上空からその様子を見ることはできませんが、観光案内等に掲載されている写真では、砂丘と松林の関係を見ることができます。

「Dune du pilat」の画像検索結果

松林を抜けて砂丘に入ると、巨大な砂山のように見えます。
私がこの地を初めて訪れた8年前には、砂山を取り巻くように足跡が続き、砂丘を歩く人々が参列者のように見えて厳粛な雰囲気がありました。
今では、最短距離で砂山の上に登ることができる階段が設置され、すっかり雰囲気が変わりました。
砂丘の山頂を目指すには、「砂道ou階段?」という究極の選択をしてから登り始めることになるのです。
高くそびえ立つ砂山を前に、どちらを選ぶか本気で悩む様子の観光客の姿を見ると、微笑ましい気持ちになりますよ。

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消滅の危機にある砂丘

そんな砂丘が、この数日の間で15mも浸食されたというのが、今日のニュース。
これまでにも貴重な砂丘の存在が脅かされることは何度もありましたが、今回は本当に深刻なようです。
地元自治体は、2月中旬までビーチのうち最も近い2カ所を立ち入り禁止にしました。
その理由として、人々が砂丘を歩く中で、砂山が崩落するおそれがあるというのです。

「Dune du pilat recule」の画像検索結果

日本を代表する砂丘である鳥取砂丘でも、浸食は身近な脅威です。
日本の叡智を結集してその美しさを保っている苦労は、たびたびニュースで目にします。
かつてフランスのカキ養殖を救った時のように、今度は日本の砂丘保全がフランスの砂丘を守ることができるかもしれません。
ぜひ、国際的に珍しく貴重なこれらの砂丘を協力して守り抜いてほしいです!

「鳥取砂丘 防風林」の画像検索結果

ピラ砂丘へ行ってみよう!

アクセス

車で行くなら

①Bordeaux(ボルドー)からA63の高速道路に乗りましょう。

②A660に乗り換え、 Le Bassin d’Arcachonに向かいます。

③そのまま道なりに走ると、N250に入ります。

④D259に乗り換え、Dune du Pilat(ピラ砂丘)の出口「Dune du PYLA」で降りて、松林の中を道なりに進むと見えてきます。

電車で行くなら

①Bordeaux(ボルドー)のSt.Jean駅からTER「Arcachon(アルカッション)」行きに乗ります。

②Arcachon駅からバスで「Dune du Pilat」へ行きましょう。

こちらのサイトを参考にしてくださいね。

https://www.bassin-arcachon-info.com/dune-du-pilat-arcachon-baia1/