
フランスでは、救急医療の現場でも「grève」によって医療機関が一時閉鎖される事態に陥っています。
何と、193もの医療機関が閉鎖するそうなのです!

日本では、救急の患者が医療機関に受け入れを拒否されて、救急搬送できず亡くなるケースが問題になっていましたが、フランスでは30分以上かけて病院に行かなければならないなど、そもそも救急医療自体が機能していないことがあるとなると、深刻な事態です。
インタビューでは、バカンスシーズンになると多くの観光客が訪れる、Alpes-de-Haute-Provence地方の市長が、問題の深刻さについて答えています。
本来なら、バカンスに多くの人が来てくれることは大歓迎のはずが、あまり多くの人に来てもらうと困るという相反した考え方をしないといけないとは皮肉なものです。

私たち日本人は、自分が受けられるサービスを当たり前のものと思いがちですが、それは働いてくれる人がいて、新しい設備や技術を導入をしてくれているからこそ。
感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。