「旅行」に関するフランス語2
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前回のレッスンはこちら👇

「街」のフランス語

「vacances」はなぜ複数?

Bonjour!

Tu aimes les vacances?

Tu aimes voyager?

旅行、いいですねぇ。

私たち日本人にとって、旅行は短期間の弾丸トラベルになりがちですが、

フランス人のvacancesは、本当にゆったりとした時間を過ごす人が多いです。

基本的に連続して2週間以上仕事を休んで、南の島や暖かい地方でのんびり過ごしたいなと考える人が多いです。

でも、実際には、親戚や友達の家へ寝泊まりさせてもらう格安なヴァカンスが中心なんですね。

これは、それほど収入は多くなくても、人生を楽しむフランス人が編み出した名案?苦肉の策?なんですね。

フランスのヴァカンスはいくつもある!!!!

フランスで驚くのは、1年の中で何回もヴァカンスシーズンがあるんです。

基本的に、フランスのヴァカンスは学校の休暇制度でよく理解することができます。

フランスでは、新学年が9月に始まりますので、そこを起点にヴァカンスを見てみましょう。

①Vacances de la Toussaint(秋休み)

 10月後半から約2週間の休暇です。

 ちなみに、11月1日の「Toussaint」は「諸聖人の日(万聖節)」。

 この日は、カトリックの祝日の一つで、すべての聖人と殉教者を記念する日です。

 フランス人は、この日がお墓参りの日です。

 この頃にお墓を訪ねてみると、色とりどりの花がお墓を彩って美しいですよ。

②Vacances de Noël(クリスマス休暇)

 12月20日頃から約2週間の休暇です。

 文字通りクリスマスを祝う休暇で、クリスマスイヴは家族でごちそうを囲んでお祝いします。

 その後、深夜のクリスマスミサに行くのが定番なんです。

 普段は協会に行かない人も、クリスマスのミサには行く人が結構いるんですよ。

 それくらいクリスマスの教会は特別な雰囲気を持つんです。

③Vacances d’hiver(冬休み)

 この時期は、スキーに行く人が多いことから「スキー休暇」とも呼ばれます。

 この休暇も2月頃の約2週間が休みになり、多くの人がアルプスを目指してスキーのたびに出かけます。

④Vacances de Pâque(復活祭の休暇)

 Pâque(イースター)は、春分後の最初の満月の次の日曜日なので、基本的には4月ですが日程は毎年異なります。

 復活祭は、十字架に架けられて亡くなったキリストが復活したことを祝う日で、直前の聖金曜日から復活祭当日までの3日間は教会の鐘は鳴りません。

この理由として、伝説で鐘がローマへ旅立つとされているのですが、鐘の中に卵をいっぱいに詰めて、空から卵をまき散らしながら戻ってくるとされています。
そして、再び戻ってきた教会の鐘が鳴り響くと、子供たちは天からの贈り物を探しに行くというのが復活祭の起源なのです。

さらに、「なぜ卵型のお菓子を贈るの?」と言う疑問ですが、そもそも卵を贈る慣習はかなり昔から伝承されていて、卵は「誕生・肥沃・復活・善意」を示すシンボルとされていることが理由です。

⑤Vacances d’été(夏のヴァカンス)

 世界中で有名な、フランスの「夏のヴァカンス」です。

 時期は7月から8月の約2か月。

 7月14日のパリ革命記念日「Quatorze Juillet」が終わると、パリの町から人がいなくなります。

 それまで、東京ほどではないものの毎朝ラッシュが続いていた電車はガラガラになり、街を走る自動車の数も激減するのが特徴です。

 短い人でも約2週間、長い人だと2か月ほどの超長期休暇を取得して、それぞれの休暇を楽しむのがこの時期の醍醐味です。

 フランスでは、この時期に仕事を進めようとしても何も進まず、役所でさえ担当者がいないので仕事はストップするのが特徴です。

 フランス人と仕事をするなら、ヴァカンスよりしばらく前の5月、6月やヴァカンスの終わる8月下旬からでなければ出直しましょう。

ヴァカンス時期は地域によって異なる!

フランス国内で冬&春のヴァカンスに出かけると、行った先の地域では仕事や学校が普通に開かれているというのは普通です。

というのも、フランスの冬休みと復活祭のヴァカンスでは、コルシカ島と海外県を除くフランス全土の学区が3つのゾーンに分けられ、休みの期間が1週間ずれているのです。

これは、せっかくのヴァカンスを楽しむのに渋滞や観光地の混雑を避けるために、国の制度として1965年から始まったものだそうです。

日本でも、何度かこの制度を導入しようと議題に上がったことがありましたが、うまくいきませんでした。

このように、フランス人は休暇を楽しむためにはあらゆる知恵を絞ってベストを尽くしていることがよく分かりますね。

さて、Vacancesはなぜ複数形?

では、本題に戻りましょう。

なぜ「Vacances」は複数形なのか?

答えは、「はっきりわかりません!」

すみません・・・。

ただ、「Vacance」という単数形だと、「仕事のポストが空いている」状態の意味になるんです。

英語でも、トイレなどで空室の時「Vacant」って言いますよね。

ということで、楽しいヴァカンスは複数形で表しているんでしょうか。

あまりにも内容がないため、ここまで引っ張ってしまいました。

その分、フランスのヴァカンスの豆知識を紹介しました。

今日はこれでためになったということで・・・。

「~するのが好き」の表現

aimer + infinitif(動詞不定形)

では、

レッスンに戻りましょう。

このレッスンでは、「aimer + 動詞不定形」の表現が多く使われています。

これは、「~するのが好き」という意味です。

英語でも、「like to 不定詞」や「like 動詞+ing」で「~するのが好き」という表現になりますよね。

これと同じように考えてもらってOKです。

たとえば、レッスンに出てくる

-J’aime voyager. 私は旅行するのが好きです。

という表現。

これを活用して、

-Nous aimons manger de la viande. 私たちは肉を食べるのが好きです。

-Ils aiment travailler. 彼らは働くことが好きです。

のように、「aimer」の後に動詞の原形を付けるだけでOKなので簡単ですね。

代名動詞の時は?

普通の動詞の時は簡単でした。

でも、再帰代名詞「se」を伴う代名動詞の時はどうでしょう?

たとえば、「se promener(散歩する)」の表現を使って、

「私は散歩するのが好きです」という文章を作ってみましょう。

普通の動詞であれば、

「aimer + 動詞不定形」

なので、

「J’aime se promener.」

になりそうな気がします。

でも、実は、「再帰代名詞は主語の人称に応じて変化する」のは変わらないんです。

ということで、

「J’aime me promener.」

が正解です!

「walking the park」の画像検索結果

ということで、「私のおじいちゃんは近所の公園を散歩するのが好きです」という文章なら、

Mon grand-père aime se promener dans le parc du quartier.

もうバッチリですね!

「aller」と「visiter」の使い方

レッスンの中でよく出てきたのが、「aller(~へ行く)」と「visiter(~を訪れる)」。

どちらも同じような意味で用いられますが、文法上大切なのは、これらの動詞の後に前置詞が付くか付かないかということです。

結論から言うと、「aller」の後には、方向を表す前置詞「à」「en」が付きますが、「visiter」の後に前置詞は付きません。

これは、また英語で同じように考えると分かりやすいです。

「~へ行く」を意味する「go」の後には、「I go to school.」のように方向を表す前置詞が付きますよね。

その一方、「~を訪れる」を意味する「visit」の後には前置詞は付かず、「She visits her grandmother’s home.」のようになります。

フランス語の場合も同じです。

「visiter」は、直接目的を伴う動詞です。

そのため、たとえば「私はパリを訪れます。」という表現の場合、

「Je visite à Paris.」は間違いで、「Je visite Paris.」が正解です。

一方、「aller」は、場所を伴う動詞なので、方向や場所を表す前置詞が必要になるのです。

場所や方向を表す前置詞については、こちらのページでも解説していますので、ご確認ください。

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