「買い物」のフランス語
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「習慣」のフランス語

フランスといえば「Soldes」!

Bonjour!

Tu aimes le shopping?

買い物は楽しいですよね。

特に、フランスでお買い物といえば「Soldes(ソルド)」。

ソルドは年2回あります。

基本的には、1月と7月の第1または第2水曜日から始まります。

ソルドの時期や内容は法律でまで決められていて、抜け駆けして他のお店よりずらした時期に値引きしたり、その割合を変えたりすることは許されないんです。

さすがは平等を重んじるフランスですね。

さらに驚くことに、ソルド初日には有給休暇を取って買い物に全力を尽くす人も結構いるんです。

日本でもバーゲンがありますが、値引きされるものは最新のものではなく少しオフシーズンになったものが多いですよね。

でも、フランスのソルドでは、最新商品もそろって値引きするんです。

まあ、全部というわけではないですが、ソルドの時期に合わせてフランスへショッピング旅行に行く日本人もかなりいますから、フランスのソルドは世界中に知られたお買い得機会と言えますね。

さあ、買い物を最大限楽しむためにも、まずは数字から覚えましょう。

「france soldes」の画像検索結果

買い物といえば数字だね!

基本の数字

数字を覚える上で、まずは20までの数を理解しましょう。

zéro(ゼホ)

un(アン) ※女性名詞の数はune(ユヌ)

deux(ドゥ)

trois(トホワ)

quatre(キャトフ)

cinq(サンク)

six(シス)

sept(セットゥ)

huit(ユイットゥ)

neuf(ヌフ)

dix(ディス)

onze (オンズ)

douze(ドゥーズ

⑬ treize(トレズ)

⑭ quatorze(キャトフズ)

quinze(キャンズ)

⑯ seize (セーズ)

⑰ dix-sept (ディセットゥ)

⑱ dix-huit (ディジュイットゥ)

⑲ dix-neuf (ディズヌフ)

⑳ vingt (ヴァン)

ここまでは、数字うたのようにリズムで覚えてしまいましょう!

21からは足し算形式に!

20までの数字は、リズムで覚えるしかない!

でも、21から60までの数字は、30のようなきりのいい数字を除いて足し算形式で数えていくんです。

具体的には、17からそうと言ってもいいですね。

「dix-sept」は「dix(10)」+「sept(7)」ですから。

その考え方なら、30,40,50...といった数字を覚えて、あとは足し算形式で言えばいいだけです。

21~60の数字の読み方はこちらです。

㉑ vingt-et-un (ヴァンテアン)

㉒ vingt-deux (ヴァンドゥ)

㉓ vingt-trois (ヴァントホワ)

㉔ vingt-quatre (ヴァンカトフ)

㉕ vingt-cinq (ヴァンサンク)

㉖ vingt-six (ヴァンシス)

㉗ vingt-sept (ヴァンセットゥ)

㉘ vingt-huit (ヴァントゥイットゥ)

㉙ vingt-neuf (ヴァントゥヌフ)

trente (トホント)

㉛以下は㉑以下の数え方と同様

㉛ trente-et-un(トホンテアン)、㉜trente deux(トホントドゥ)…

㊵ quarante (キャホント

㊿ cinquante (サンコント)

60 soixante (スワソント)

70からはもっと面白い足し算に!

70~99の数え方は、またまた特殊。

これこそ、「フランス人は計算が苦手」と言われるゆえんかもしれない数え方です。

なぜそんなことを言うかというと、フランス人はおつりを数える時、引き算じゃなくて足し算するんです。

たとえば、8ユーロの物を買うのに10ユーロ払った時。

日本なら、

「10ユーロから8ユーロを引いて、2ユーロのおつりですね。」

となりますが、フランスでは、

「8ユーロに1ユーロで9。さらに1ユーロで10。これで10ユーロだね。だから、おつりは足した2ユーロね。」

という計算方法。

意地悪ではありませんが、現金でお支払いする時、試してみるといいかも。

多くの店員さんがこうやって計算しますよ。

日本式の計算に慣れている私たちからすると、斬新な計算方法だなぁと感心すること間違いなしです!

「france Changer」の画像検索結果

すみません、脱線したので戻りますね。

続いて、70からの数え方。

これまでの流れから考えると、「70」は「septante」のようなイメージを持ちそうですが、違うんです。

70から79までの数え方は、60を基準にしているんです。

70 soixante-dix(スワソントディス)

71 soixante onze(スワソントオンズ),72 soixante deuze(スワソントドゥーズ)…

そして、80から99までの数え方は、80が基準になります。

80 : quatre-vingts (キャトフヴァン)

これを見て、「なんでキャトフ-ヴァンなの?」と思いませんか?

直訳すると、「4かける20」。

突然現れたかけ算。

不思議ですね。

では、この数え方はなぜ出てきたのでしょう?

と言いたいところですが、また脱線するので、ページの最後でお伝えしますね。

お楽しみに。

ちなみに、80のつづりは「quatre-vingts」。

sが付くのはちょうど80だけなので、ご注意ください。

ということで、81以降は、

81 quatre-vingt-un(キャトフヴァンアン)、82 quatre-vingt-deux(キャトフヴァンドゥ)…

となります。

そして90は、

90 : quatre-vingt-dix (キャトフヴァンディス)

「4×20+10」となります。

この調子で、99まで

91 quatre-vingt-onze(キャトフヴァンオンズ)、92 quatre-vingt-douze(キャトフヴァンドゥーズ)…と数えていきます。

そして100は

100 cent(ソン)

です。

これで100までバッチリですね!

(豆知識)なぜフランス語の80は「4×20」?

100まで数え終わりましたので、一度脱線しかけたお話をここでお伝えします。

それは、「80はなぜ4×20なの?」ということ。

どうやら、これはフランス人の祖先である、ケルト系のガリア人の使っていた言語の名残だそうです。

かつて、フランスの領土はガリアと呼ばれ、ガリア人が生活していました。

その母国語がガリア語。

ガリア人は数学を20進法で数えていたそうです。

しかし、当時権勢を誇ったローマ帝国の侵攻により、ガリアはローマ帝国の一部になり、ガリア人は母国語であるガリア語を失い、ラテン語を話すようになったのです。

さらに時間が流れ、ローマ帝国も滅亡する時が来ると、支配地域で話されていたラテン語は、フランス語、スペイン語、イタリア語などに分化していきました。

この流れで生まれたフランス語は、かつてガリア人が話していたガリア語の流れをくみ、20進法を残したことから、80をはじめとする不思議な数え方が残っているんですね。

その国の歴史を知れば、文化や言語についても理解できる。

やっぱり、歴史を学ぶことは大切だと感じますね。

ついでに、豆知識をもう一つ。

そんな複雑な計算のような数字を当たり前に身につけて話すフランス人が、計算が苦手なことで、怒りを表明した人がいるんです。

フランス語を巡った訴訟まで!!!

それは、元東京都知事の石原慎太郎氏。

大学時代、フランス文学を専攻した氏は、多くの人がフランス語の芸術的な響きや意味合いに魅力を感じるところ、「フランス語は勘定もろくにできない言語だ。そんな言語が国連の公用語として使われ、国際言語の中心であるなんて言語道断である。」といった旨の発言をしたのです。

合理性を重視する氏の考え方に、10進法や20進法を交えたような数え方をするフランス語が肌に合わなかったのでしょうか。

石原氏の発言に対して、フランスを始めフランス語を愛する人たちがもう抗議。

挙げ句の果てには、氏を相手取って名誉毀損の訴訟まで起こしたのです。

結果的には訴えが棄却されたのですが、それくらいフランス語を愛する人の愛情は強かったということでしょうか。

スイスやベルギーでは10進法の数え方も

ついでに、フランス語圏の国でも、70,80,90の数字が別の数え方をされているところがあるんです。

たとえば、スイスやベルギー。

70 septante(セプトント)👈これは私の予想通りでした!!

80 octante(オクトント)

90 nonante(ノノント)

それでは、これらの数字はなぜフランス語の母国であるフランスでは採用されなかったのか。

どうやら、時のルイ王朝で王様(ルイ14世?)が60以降の数を数えることを嫌い、挙げ句の果てに

「80は4×20である!」

と宣言したことが元らしいです。

諸説あるので真偽は不明ですが、絶対王政の国だけにあり得る話ですね。

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