DELF A1 合格対策
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本物のフランス語試験、DELFに挑戦

仏検3級レベル≒DELF A1

フランス語を学習し始めて数か月。

「基礎は結構身に付いて、話す練習も少しずつ始めた。」

というあなたへ。

フランス語の実用的な資格は、実は仏検ではありません。

仏検は、あくまで日本で作られた試験で、日本国内とフランス語圏の中でも提携する関係機関にしか適用できない、限定的な資格なのです。

そこで、あなたが目指すべき資格試験は、「DELF/DALF」です。

試験についての概要は、別のページで説明しているので、ご参照ください。

DELF/DALFとTCFについてはこちら

国際標準・統一規格の資格試験

DELF・DALF の試験問題は欧州語学検定協会(www.alte.org)が定めた国際規格に準拠しています。

「日本フランス語試験管理センター」のサイトでは、DELFについて以下のように解説しています。

(以下、「日本フランス語試験管理センター」サイトより引用)

DELF A1とは?

DELF A1レベルでは入門の学習事項を評価します。言語使用のいわゆる「発見の」段階にある初歩のレベルにあたります。この段階の学習者は簡単なやりとりが可能で、自分や、身近な物事について話すことができます。

ヨーロッパ言語共通参照枠では、A1レベルの使用者が以下の言語的課題を達成できるとしています:

理解すること

聞くこと

はっきりとゆっくりと話してもらえれば、自分・家族・身近な具体的なものに関する聞き慣れた語やごく基本的な表現を聞き取れる。

読むこと

例えば、掲示やポスター、カタログの中のよく知っている名前、単語、単純な文を理解できる。

話すこと

やりとり

相手がゆっくり話し、繰り返したり、言い換えたりしてくれて、また自分が言いたいことを表現するのに助け船を出してくれるなら、簡単なやり取りをすることができる。直接必要なことやごく身近な話題についての簡単な質問なら、聞いたり答えたりできる。

表現

どこに住んでいるか、また、知っている人たちについて、簡単な語句や文を使って表現できる。

書くこと

書くこと

休暇中の便りなど、短い簡単な葉書を書くことができる。例えばホテルの宿帳に名前、国籍や住所といった個人のデータを書き込むことができる。

DELF A1の試験内容

試験の種類:A1

試験時間

得点

聴解
録音された日常生活の事柄に関する34つの非常に短いテキストを聞き、設問に答える(聞き取り回数:2回)。

    聞き取り時間:各テキスト最長3

20

25点満点

読解
日常生活の事柄に関する複数のテキストを読み、設問に答える。

30分

25点満点

文書作成

試験は以下の2部で構成される:

    – カードや申請書に記入する
    –
日常生活上の話題について簡単な文(葉書、メッセージ、説明文など)を書く。

30分

25点満点

口頭表現
試験は以下の3部で構成される:
    –
面接官の質問に答える
    –
情報を交換する 
    –
状況を設定して会話を展開する

準備10
面接約5-7

25点満点

DELF A1攻略法

さあ、いよいよDELF A1の攻略に向けた学習法をお伝えしていきます。

ここからは、「日本フランス語試験管理センター」のサイトで解説している出題傾向をもとに、その対策について解説していきます。

1 聴解(Compréhension de l’oral

➀概要

聴解は、4つの大問で形成されます。

どの問題も、短い文章の音声を聞き取る問題です。

「誰が話した?」とか、「誰の誕生日?」など、ごくごく基本的な質問内容ですので、あなたがこれまでに学習してきたことで十分対応できます。

②学習のポイント

特別な準備は必要なく、基本的なフランス語の文法を学習して、テキストの音声をしっかり聞き取るための反復練習をしておけば十分対応できます。

ただ、学習時の意識として、次の内容は自信を持ってできるようにしておいてください。

・数字や金額が理解できる

・時間が理解できる

・電車や飛行機の便名(アルファべと数字)が理解できる

・話す内容の5W1Hを意識して聞き取る。

特に、最後の5W1Hについては、最初はなかなか聞き取れないと思います。

分からなかった問題を何度も何度も聞いて、シャドーイング&ディクテーションを行うことで、はっきり聞き取れるようになります。

新しい問題を難問も解くよりも、サイトに掲載されている過去問やテキストの問題を何度も解いて、確実に解けるようにしましょう。

③受験時のポイント

解答の前には、質問の内容をしっかり把握するために、「先読み」が有効です。

「先読み」とは、問題の音声が流れる前に、質問事項を読んで何を聞かれるか頭に入れておくことです。

例えば、音声が流れる前に問題を読んで、「誰が話していますか?」と分かっていれば、あとはそれに注意して聞くだけです。

基本的には、それほど複雑な文章ではないのですが、登場人物が複数出てきて誰が誰か分からなくなることもありますので、はっきり聞く目的を明確化しておくようにしましょう。

2 読解(Compréhension des écrits

➀概要

読解は4つの大問で構成されています。

問題文は、手紙、eメール、掲示物、業務連絡など、フランスで生活していると日常生活でよく見かけるものがテーマになっています。

それぞれ、短い文章を読んで、5W1Hの質問が出されます。

②学習のポイント

普段からフランス語の短文を読む練習を行っていれば、難しい問題ではありません。

学習する時に意識しておくといいのが、日常生活で使う単語を理解しておくことです。

例えば、身分証明書は、「Carte d’identité」や「pièce d’identité」ですが、それが「Passeport(パスポート)」である場合もあります。

問題文の中で、何が必要か聞かれる時には、その意味の違いを理解しておくことが重要な場合もありますので、単語の意味をよく理解しましょう。

③受験時のポイント

確実に正解するために、文章を読む前に問題文を読んでおくと、何に気を付けて文章を読めばいいか分かるのでおススメです。

問題は、5W1Hに関するものですから、例えば「誰が?」という問題があれば、文章に複数の登場人物があったとしてもその動作をしている人を見つければいいだけです。

3 文書作成(Production écrite

➀概要

文書作成の問題では、フランス語でテキストを作成する能力が診断されます。

2つの大問で構成され、その一つが氏名、国籍、住所、仕事等を記述する問題です。もう一つは、手紙、eメール、文章の要約の基本的な内容です。

②学習のポイント

問題を読んで、自分なりに手紙や文章を書いてみてもいいのですが、時間が余分にかかります。

私がおススメするのは、まず解答例を見て、定型文を覚えてしまうこと。

大問1の個人情報の記載については、あらかじめ自分の情報についての模範解答を作っておけば何の問題もありません。

大問2については、定型文を覚えておき、内容をアレンジする必要があるところを空白にして自分なりに練習することです。

例えば、手紙の模範解答を挙げて説明します。

(バカンスでアルプスに来ているあなたが友人に書いた手紙)

Chère Louise, ⇒誰に

Je suis en vacances dans les Alpes. ⇒どこで

Il fait un temps magnifique. ⇒天気

L’été, les fleurs sont très belles. ⇒いつ&描写

Je fais de grandes randonnées. ⇒やったこと

C’est magnifique et romantique! ⇒やったことの感想

On se vois dans une semaine?

Téléphone-moi.

Je t’embrasse ⇒お休みの約束とあいさつ

Sophie ⇒自分の名前

いかがですか?

簡単でしょう?

このように、手紙の書き方一つとっても、日本と同じような内容がありつつフランス語独特の表現もあります。

ですから、まずはいくつか手紙の模範解答を読んで、その中で使える必須表現をフォーマット化しておくのです。

そうすれば、いつ「友達への手紙を書いてください」と言われても、「ビジネスの手紙を書いてください」と言われても、書くべき内容がすぐに出てきて、スラスラと書けるようになりますよ。

③受験時のポイント

普段の学習で、フォーマットを作成しましたね。

あとは、その内容を忘れないように覚えましょう。

テスト本番では、落ち着いて手紙でも文章でも書けるはずです。

(以下、「日本フランス語試験管理センター」サイトより引用)

問題1は多くの場合、書類に記入する問題です。

例に出されている書類の記入すべき項目について、辞書を引いて理解してください。いつも同じような項目(姓、名、国籍、住所、等)です。

問題2は多くの場合、絵葉書を書く問題です。この問題は難しくはありません。

問題の指示書きをよく読んで、求められていることを正確に行うことが大切です。

問題の例をあげます。

Vous êtes en vacances. Vous envoyez une carte postale à un ami en France. Vous lui parlez du temps, de vos activités et vous lui donnez votre date de retour (40 à 50 mots)

「あなたは休暇中です。フランスにいる男の友達に絵葉書を送ります。天候、あなたの活動について語り、あなたの帰宅日を彼に教えます。」(4050)

この指示書きによると、あなたが絵葉書を書く相手は男の友人であって、女の友人ではありません。

あなたがすべきことは4つあります。

a.天候について書く

b.あなたの活動について書く

c.帰宅の日を知らせる

d.4050語で書く(減点されないよう遵守すること)

a. b. c. は、このテーマでのあなたの語彙力をテストするため、あなたが行為を表すいくつかの動詞(aller行く, visiter訪れる, manger食べる, rencontrer出会う)を知っているか、-er動詞のいくつか(aller, manger )の直説法現在の活用形、複合過去形を知っているかを試すため、またC’était (bien) 「(良)かった」, il faisait (beau), 「天気が(良)かった」 j’étais (heureux) 「(嬉し)かった」, il y avait (beaucoup de touristes). 「(沢山の観光客)がいた」などの表現を知っているかを調べるためです。

4 口頭表現(Production orale

➀概要

口頭表現テストは、3つの大問で構成されます。

ページの後ろに、「日本フランス語試験管理センター」の解説を掲載していますので、そちらをご参照ください。

②学習のポイント

大問1は、自己紹介です。文書作成の時に作成したフォーマットをもとに、あなた自身の名前、生年月日、年齢、住所などの情報をきちんと伝えられるように練習しましょう。

大問2は、与えられたカードに書かれた単語(名詞が多い)について、あなたが質問するというものです。

この対策としては、何の問題を出されても対応できるように、あらかじめ5W1Hの質問文を作っておくことです。

その場で突然質問しようと思っても、どうしても同じような質問に偏ってしまいます。

そうならないためにも、いろいろな聞き方を身に付けておくことが重要です。

そして、大問3は、買い物やレストランでの注文についてのロールプレイです。

これは、あなたが学習するテキストや問題集に掲載されているオーソドックスな内容ですから、とにかく会話のフォーマットを覚えましょう。

例えば、

Je voudrais ○○. ⇒○○がほしいのですが。

Quel est le prix de(du) ○○ ? ⇒○○はいくらですか?

Est-ce que vous avez ○○ ? ⇒○○はありますか?

といった表現は確実に身に付けておきましょう。

あとは、できれば実際に会話の練習をして、実践慣れしておけば完璧です!

③受験時のポイント

とにかく、気楽に参加しましょう。

過度に緊張すると、頭が真っ白になって、相手の言うことが聞き取れず、自分も何と言っていいか分からなくなってしまいます。

10分の準備時間で書きながら、心も落ち着けましょう。

そして、聞き取れなかった場合は「Excusez-moi, veuillez répéter s’il vous plaît?(すみません。聞き取れなかったのでもう一度お願いします。)」と言えば、試験官はもう一度言ってくれます。

減点されることはないので心配しなくていいですよ!

(以下、「日本フランス語試験管理センター」サイトより引用)

口頭表現試験

問題は3問出題されます。試験当日、試験問題が渡され、10分間の準備時間があります。パニックに陥ってはいけません。問題は常に語学の授業で行ったことのある類のもの、あなたのレベルに合ったものです。

  • 面接官はまず、あなたに手短な自己紹介をすることを求めます。
  • 次いで、面接官はあなたに単語(名詞の場合が多い)の書かれたカードを渡します。渡されたカードに書かれている語を用いて面接官に質問をします。

例えば、カードにVOITURE()と書いてあれば、次のような質問ができるでしょう。

Vous avez une voiture ? 「車はお持ちですか」または Vous utilisez souvent votre voiture ? 「よく車に

乗りますか」または Quelle est la couleur de votre voiture ?「あなたの車の色は何色ですか」

 Vous avez un/une (livre , télévision, voiture) ?「(本、テレビ、車)を持っていますか」のように、いつも同じ動詞を使うのではなく、異なった動詞を用いることをすすめます。

カードで書かれている単語が何であれ、Comment dit-on (voiture, télévision) en japonais ?「(車、テレビ) を日本語でどう言いますか」のように、いつも同じ文章を用いての質問も避けてください。

  • 最後の問題は、面接官との模擬会話です。このロールプレイの問題では、いくつかの物を買う状況を演じます。面接官はいつも売り手で、受験者は買い手になります。気をつけてください。買い物を終わったときに、面接官が支払うべき金額を言いますので、目の前に置かれた支払い方法を用いて、その金額を払わなくてはいけません。

金額をよく聞いてください。もしわからなければ、次のように言って、遠慮せずに繰り返してもらってください。Excusez-moi, vous pouvez répéter s’il vous plaît ? 「すみませんが、繰り返してもらえますか。」

あなたなら大丈夫!

これまで一生懸命楽手してきても、本番になると緊張するものです。

でも、大丈夫!

基礎をコツコツ学んできたあなたなら、必ず合格できます。

フランス語の学習を始めた頃から考えたら、今のあなたのフランス語力は相当レベルアップしています。

DELF A1は簡単にクリアして、すぐに次のテストに目標を定めることができます。

あとは、その自信を本番に結果として生かせるようにマインドセットしましょう。

フランスでの旅行や生活をしている、笑顔の自分を思い浮かべながら…。

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さあ、次のレベルへ!

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