
今年の「Quatorze Juillet」で世界中の人を驚かせた発明家Franky Zapataが、また驚くべき挑戦をしました。
それは、シャンゼリゼ上空を飛んだフライボードで、ドーバー海峡35km(フランスとイギリスを結ぶ最短距離)を渡るというものです。
結果的には、離陸して18kmの海上に墜落し、達成はなりませんでしたが、飛び立つ場面では多くの人がその画期的な試みを見るため集まりました。
当然ながら、Zapataはまだまだあきらめていないようです。
機械内部のアルゴリズムの改造や、エンジンをもう一つ付けることなど、すでに次のフライトに向けたアイデアを話していたそうです。
自分が発明した機器に乗って、前代未聞のフライトに挑戦する。
そんな人は、どのようにして生まれたのでしょう。
別の記事で、彼の生い立ちについて書かれていました。
Zapataは、建設請負業者の父を持ち、小さい頃から倉庫でよく機械いじりをしていたそうです。
17歳の時にジェットスキーに出会い、それからの彼はヨーロッパや世界中のレースでチャンピオンになるようなジェットスキーヤーになりました。
当時のライバルは、勝負がかかった時の彼がどれだけ限界まで挑戦して勝利を目指したかを熱く語っています。
そんな挑戦者のZapataだからこそ、自分自身でジェットスキーを改良し、独自のフライボードを開発したのでしょう。
そして、現時点ではまだ成功に至りませんでしたが、これからの彼のさらなる挑戦によって、人間がより鳥に近い形で空を飛び、海を渡る時代が来るのでしょう。
楽しみです。